昨日に続いて今日も銚子の続きを載せていく。明日の夜勤が終わったら4連休で、行き先はまだ決めていないが出かけることは間違いないので、早いところ仕掛かりを片付けないと次が詰まってしまう。今のところ候補地は会津か水上だがどちらも天気予報が芳しくなく、どちらかというと水上の方がいいような気がしているがまだ決められない。どちらにしてもかなり長い時間ほっつき歩くので、日差しがないと体へのダメージが大きい。
さて、銚子から大洗〜那珂湊を巡る小さな旅はまだ始まったばかりで、場面は初日(16日)のお昼前、海辺の傾斜地に展開する外川集落へと遷移する。この日は日差しこそ強かったものの終日に渡って北風が吹き荒れ、気温は6.5℃止まりと散歩するにはかなり厳しい天気だった。時間の経過とともに雲が増え、少しでも日が翳るとあっという間に体温が奪われていく。それでも一昨年12月の那珂湊散歩のように途中でヘタレなかったのは、服装などである程度の防寒対策をしていたことと、猫がわんさか出てきてくれたこと。ただ歩いているだけでは持たなかったと思うが、愛くるしい生き物に懐かれたりなんかすると疲れも寒さも忘れてしまう。
外川で見かけた1匹目は植木鉢で風を避けるサバトラ。
こちらの猫は出窓の下にちょこなんとしている。風さえこなければ日が当たって暖かさの方が勝るからね。
気配を察して窓からサビが飛び出してきた。どちらもこの家の子みたいね。
サビは塀の上から様子を眺めている。初めましての挨拶しとこうか。
後回しになった黒白は憮然としている。いま指を出しますからね。
強風のせいか外川では前回ほどの出会いはなく、正午すぎには再び犬吠方面へ移動開始。とある民家の玄関先に猫が佇んでいた。
向こうもこちらに興味を持ったらしい。実はこれ、今回の猫旅で唯一の再会。
……といっても前回は2021年12月、線路越しに見かけただけなので、指の匂いでは分からないだろうけど。まあ何にしろ元気そうで良かった。
この猫旅で再会したかったもう1匹の居場所はもぬけの殻。高みに気配を感じて上を見ると猫がこちらを睨みつけていた。
次の猫も高いところで休んでいる。壁際だとあまり風がこないのかな。
午前中にも青目の白を見かけたけどこの子は別猫。ちなみに前回来た時も青目の猫を見かけたけどやっぱり別猫。
2階のベランダからもう1匹顔を出した。今回の猫旅はポイントさんをよく見かけるなあ。
……なので、この辺りに生息する白猫のブルーアイは、結果的にはメラニン色素の生成を妨げられて発現した形質でも、その原因は白色遺伝子ではなくサイアミーズ遺伝子である可能性が高い。つまりシャム猫などに見られるカラーポイントの毛色が最上位の白色遺伝子で上書きされているというわけ。外観から確認する術はないものの、この地にはカラーポイントを発現する劣性遺伝子(csなど)が高密度に分布していると考えられるのがその根拠。
この子もやっぱり青目の白。銚子は猫の多い土地と言われているが、つぶさに観察していると、多い中にも毛色などの形質に一定の傾向が見えてくる。これで家族関係が分かればもっと面白いんだが、あいにくそこまで突っ込めるほど頻繁にこられる場所ではないのが残念だ。何しろ自宅からここまで来るには4時間半近くかかるからなあ(続く)。