今日の散歩コースは分倍河原から多磨霊園まで。ただし途中の府中競馬正門前~東府中は猫希薄区間のため1駅だけ電車で移動したほか、職場へ向かう前に柴崎まで足を延ばして駅近くの猫民家にも立ち寄った。会いたい猫がいるからこそ選んだコースではあるがその願いは叶わず、ハケ上の大白斑や茶トラの姿はなかった。しかし世の中悪いことばかりではなく、神社の近くでモノクロ姐さんに会えたことはラッキーだった。
あの子はよく鳴く子。相手が誰でもとりあえず鳴く。
視線が逸れているのは、俺の傍らに面倒を見ている人がいるから。話を聞いてみると、かつて表通りでよく見かけたモノクロ爺さんの飼い主だそうで、向こうも俺が爺さんたちをよく知っていることに驚いたようだった。のほほんとした風体の老猫2匹は道行く人々の人気者で、俺なども好きなタイプで何度も会いに行ったものだが、2018年11月を最後に姿を見なくなり、その年の冬に相次いで死亡していたことをあとで知った。見た目のくたびれ具合から爺さん呼ばわりしていたが、死亡した時は17歳だったそうで、今のサチコより三つも若かったと知ってこちらも驚いた。これは猫に限らないことだが、高齢になれば仲間が次々に先立って一人ぼっちになるし、気持ちは漲っても体が動かなくなったりもするから、長生きというのは周囲が考えるほどいいものではないのかも知れない。懐かしい爺さんたちの近影はこちらとこちら。
ちなみに散歩の方は不調で、モノクロ姐さんの次は3km離れた住宅地。民家の裏手に長毛黒が潜んでいた。
立ち去ろうとすると見送りに出てくる。俺のこと好きなのか嫌いなのかはっきりして!
2~3ヶ月おきに会ってはいるので、顔見知り程度の認識はあるのかも。
こちらも定点化してきた猫路地。定位置で寝ているのは前回と同じキジ白かな。
一度は車の向こうへ隠れかけたけど、説得の甲斐あって何とか思い留まってくれた。
散歩のあとに立ち寄った柴崎駅近くの猫民家では、初めて見かけるキジ白がお昼寝していた。
一昨年1月の京王線猫行脚から約2年が経ち、その時見かけた2匹の猫(こちらとこちら)はどちらも不在のようだった。通勤経路から外れていることもあり、近場でもなかなか訪れる機会のない場所だが、あの子がいるならたまに時間を作って覗いてみようかな。