今月に入ってからサチコの体重が減る傾向にあり、5日には2.97kg、今日は2.93kgと、成猫になってから初めて3kgの大台を割り込んでいる。高齢であることや、季節の変わり目で花粉症様の症状があること、マコちゃんも同様に減少傾向にあることなどから、すぐに何か起きるとは考えていないが、この冬はとりわけ運動不足が顕著で、足許がかなり覚束なくなっている。せめてもう少し食べることに対する意欲を引き出してやりたいので、四国・台湾猫旅から戻ってもまだ減少が続くようなら、シリンジによる強制給餌を検討する。もちろん100%それに頼るのではなく、強制給餌をきっかけにして、美味しいものを咀嚼して味わったり、嚥下してお腹がいっぱいになる喜びを思い出して欲しい。サチコは吐きやすい猫だし、誤嚥なんかさせたのでは何のための介助か分からないので、そこは慎重に判断するつもりだけれど。
今日の散歩は百草園や平山をハシゴしてみたが、朝から強い北風が吹き荒れていて、猫なんか見つけられるような天気ではなかった。結果的には5匹がカメラに収まって休載は免れたが、そこへ至るには自転車で11km、徒歩で2km歩かなければならなかった。日なたにいればどうというほどの寒さではなかったが、風が強いと猫耳レーダーが機能せず、狩りをしたり天敵を察知することが難しいので、本能的に身を隠す習性なのだろう。二つある耳の両方をわざわざイヤホンで塞いで事故に遭うニンゲンも少しは猫を見習うべきだ。
急傾斜地の茂みの向こうに茶色いのが見えている。あそこは多少マシなのかな。
目の前のトロ箱が飛んで行かないのだから、少しは風を防げているのだろう。その辺の自転車なんかみんな倒れていた。
今日の散歩で面白かったのは、北風を避けるために選んだ丘陵地の南斜面には猫一匹おらず、カメラに収まったのがすべて北斜面だったこと。尾根を越えて北側へ出た途端に風が強まり、半ば諦めていたので、この結果はちょっと意外だった。
人懐っこくてなかなか止まらない上にカメラが苦手と来ているので、写真を撮るには根気と時間が必要。下校中の小学生の群れに面白がられてしまった。
三毛ちゃんと別れて先へ進もうとすると、さっきと同じ場所に別猫を発見。あそこには猫ドアがあって通り道になっているんだよなー。
日差しが強くて目が開かないので、いつもの湿っぽい顔が見られない。相方の茶トラは不在のようだった。