来月から異動が決まったので、行けるうちに行ける所へ行っておこうと思い立ち、昨日は日勤の出勤前に平山の猫ヶ丘を一回りした。随時更新にしてからは馴染の猫の許を訪ねる程度になっているが、そういうわけで今月中は更新回数が少し増えると思う。
次の赴任先は自宅から直線距離で1.8kmしか離れておらず、月~金の9時始業という一般的サラリーマン生活に戻るので、通勤経路から逸脱することが難しくなるだけでなく、今までのように急に思い立って旅に出るなどもしにくくなる。我が家の2匹と一緒にいられる時間も減ることになって淋しいが、こちらは少しの遅刻を許してもらえれば、出勤がてら動物病院に猫を預けて、帰りがけに連れて帰るということもできると思うので、前向きに受け止めるようにしている。割と頻繁に出張があるらしく、出先での束縛も緩いようなので、空いた時間に猫散歩することもできるかも知れない。
雨上がりで蒸し暑い休日の朝、駅へ向かう間に見かけたのはご飯待ちのキジトラ。見かけるのは去年12月以来の9ヶ月ぶり。
ちょうどそこへ家の人がご飯のお鉢を持って現れたので少しだけ猫談義。以前この家で暮らしていた湿っぽい黒白の消息を聞いたところ、18歳になって間もないころ、腕の中で穏やかに息を引き取ったとのこと。
塀の向こうには茶トラ白もいた。あれは臆病すぎて近寄れない子。
いつもより余裕かましている。さては俺がそこへ行けないことを分かっているな。
黒は子猫時代からの知り合いだから、懐くというほどじゃないけど呼べば近寄ってくる。
こんな山の中でも家並みは少しずつ変化していく(参考)。かつてここに夥しい数の猫が暮らしていたことを知るのも今はこの子ぐらいになり、さらに10年も経てば人々の記憶からも消えているかも知れない。
この日いちばん会いたかったウーちゃん、舌を鳴らして5秒後に参上!
もともとカメラが苦手な子だけど、この日は一段と拒否感が強く、1枚だけ何とか目線をもらうことができた。元気そうで何より。
いちばん上の高台でウーちゃんに会い、足取りも軽く坂道を下りる不審者を猫が眺めていた。
俺をやり過ごして道路を渡るつもりだったらしい。不意にカメラを向けられて固まっているところ。
騒ぎを聞きつけてクリームが1匹増えた。猫ヶ丘の猫は茶系が多い中でもクリームの比率が高く、しかもそれらの大部分がメスである点が特徴的。
出勤前に軽く食べておきたいので、7時半に散歩を切り上げてバス停へ向かう。行く手に茶色いのが見えているね。
俺はここからほど近い街道沿いの床屋で毎月髪を切っているが、その床屋が駅前の雑居ビルに店を構えていたころ、隣の居酒屋に10匹以上の猫が住みついて名物になっていたそうだ。今はその場所にコンビニが建って当時の面影はないが、こいつや相方の二毛などはその居酒屋の子孫かも知れない。俺が始めて平山を訪れた2014年3月、駅前にはまだ数匹の猫が残っていた(一例)。
逃げかかったところを何とか引き止めて撮影成功。今月中はこんな感じで、異動後に会うことがほぼ絶望的なニュータウン方面の猫たちにも会っておきたいと思っている。
あと、サチコとマコちゃんは年齢なり・癌患者なりに元気にしているが、マコちゃんは抗癌剤の副作用と思しき便秘が続いていたので、一昨日の朝、妻がかかりつけの動物病院に連れて行って浣腸してもらった。その夜には投薬後のサチコが腰を抜かしたようになって後肢が立たなくなり、一時は急性腎不全を疑って今夜がヤマかと早合点して泣きそうになったりもした。かかりつけ医に相談したところ、食欲増進剤(ミルタザピン)が原因の可能性が高いとのことで、投薬を中断したら回復して今は普通の21歳に戻っている。過酷な暑さが続いて老猫の健康管理が大変だ。