2013年3月から11年あまり続いた多摩センター勤務の間、16~18時間拘束という長い夜勤の前後に猫を探して彷徨って、よく死なずに続けられたなと今さらながら思う。とりわけ夏の猛暑が顕著になったここ数年は、予想最高気温35℃と聞くとほっとするぐらい感覚が狂っていたし、猫の体温並みに気温が上がっても散歩することにためらいを感じなくなっていた。今年も2~3日前までそんな日が続いていたが、ここへ来てようやく秋雨前線が南下して気温がぐっと下がってきた。来月からの異動を目前にして最後の夜勤となった今日は最高気温27℃とようやく秋の気配を感じられるようになり、記念に散歩した5kmほどの道中でもほっとしたような表情で寛ぐ猫たちの姿が見られた。今年の夏もずいぶん長かった。
出発地点の武蔵溝ノ口に降り立ったのは12:45。ここから2kmほど離れた駐車場で揺れる想いに再会するのが今日のミッションだが果たして叶うかどうか。まずは通りすがりのお寺さんで運試し。
日陰でちんまりしているね。最高気温27.0℃とはいえ、日なたはまだ暑いか。
気配を察してさらなる隙間へ逃走。そのまま奥へ走り去ってしまった。
峠の入口で2匹の猫に遭遇。手前の鉢割れはともかく、奥の黒はかなり臆病だったはず。
2021年9月に初めて見かけてからというもの、今日で3回目という激レアさんだけど、ブラックスモークという特徴的な毛色なのでよく覚えてる。黒煙ちゃんが鉢割れになったようなものだね。
揺れる想いの駐車場にたどり着いてみると、見える範囲にいるのは相方の三毛だけのようだった。
今日も不在かー。でもまあ相手は猫だし、こればっかりはしゃーないなー。
今日は残念だけど、異動後もここにはたまに来ると思うから、あの子にもよろしく伝えておいてね。
最後に定点の猫アパートを覗いて今日の散歩は軽めに終了。ここは無尽蔵に猫がいるエリアなので、時間に余裕のある時に本気出す。
日なたじゃコントラストが高すぎて顔のパーツが分からないので、日陰に誘ってもう1枚撮っておいた。もともと尋常性白斑猫とカミツキネコのトリオで暮らしていた子だが、ほかの2匹は早いうちに見なくなり、今はこの子だけが残って今年6歳を迎えている(関連記事はこちら)。ここは揺れる想いの駐車場から近く、エリア一帯が猫の巣窟でもあるので、今後も訪れる機会はあるだろう。
明日も天気が良ければ散歩して帰るつもりなので、猫に会えたら「退勤編」として紹介する。明後日と明々後日は三陸方面へ乗り鉄旅に出かける予定。