職場のエアコンの吹き出し口が自席に向いているので、出社日はいつも凍える寒さに耐えているが、先週の金曜日はついに我慢できなくなり、午後から自宅に戻ってリモートで仕事した。風邪を引いたらしく、喉に違和感があって咳も出るので、もともと出社予定だった明日もリモートにさせてもらうかも知れない。たまに行われる客先での打ち合わせにさえ出られれば、フルリモートでも全然OKなのであるが、敢えてそうせずに火・木曜日だけに留めているのは、あまり在宅ばかりだと運動不足になって便秘が悪化するし、精神的にも落ち込んでくるからだ。心身の健康維持のために出社日を設けているのに、それで体を壊したのでは何にもならないので、こういう時はためらわずに楽な方を選ぶ。
梅雨だというのに雨が少なく暑い日が続いていて野菜の不作が懸念されるほどだが、日の出の早いこの時期、せっかく晴れているのに何もしないのはもったいないので、今日も早起きして猫サイクリングに行ってきた。調布を5:48にスタートして、7ヶ月ぶりとなる猫路地を覗いてみると、濡れ縁に座っていた茶トラ白が俺の顔を見るなり駆け寄ってきた。いつも感心するけどこの子の記憶力はすごい。
前回会ったのは御蔵島の猫に会うため調布飛行場へ向かうついでの散歩で、年の瀬も押し迫った去年12月30日のことだった。伊豆諸島はその時にコンプリートできたので、飛行場に用がなくなった今はなかなか来る機会がない。
とは言っても君はとても懐いてくれるし、俺も会いたいから、涼しくなったらまた遊びに来るよ。
2年ぶりに見かけた例の2匹の片割れ。逃げ腰なのは一昨年7月以来という空白期間のせいではなく、単にこの子の性格がそうさせているだけ。さっきの茶トラ白と同じ路地に住む猫でありながら、反応がまったく違って面白い。
多摩川を渡って稲城市に入るころにはだいぶ日が高くなったが、それでも6時半なのでまだ涼しい。猫も日に当たって伸びている。
近くの家で飼われている茶トラ白。去年1月に初めて見かけた子なので知り合ってからは浅く、普段どういう生活をしているのかもよく分からないが、今の姿の方がもこもこして冬毛に見えるから不思議。
砂利を踏む音で車の下に隠れてしまった黒白を諦めて、駐車場の奥に目をやると、日陰で白が休んでいた。
ここではほかにもたくさんの白が暮らしていたけど、みんなどこへ行っちゃったんだろうね。もし消息を知っているなら、俺が会いたがっていたって伝えておいて。
気温が上がるとともに猫影は薄くなる。辛うじて日陰で休んでいるけど、あれもきっと時間の問題。
ここでもやはり砂利を踏む音で逃亡。じゃりじゃりいう音は猫が嫌がるようだなあ。
多摩センター勤務時代は時々訪れていたとある路地。見覚えのある背中が今まさに逃走を図っていた。
もともと母親と思しきサバ白とセットで知り合った子。サバ白はとても懐いてくれて、写真を撮るのが困難なほどだったが、去年5月を最後に見なくなった。まああの子は4年以上の空白期間が開いたこともあるし、そのうちひょっこり出てくるかも知れないけど。
ミモザ邸の二毛や中野島の美人三毛にも会いたかったがあいにく叶わず、最後は常駐の茶トラ白で締めと相成った。
いつもは相方の三毛と一緒にいることが多いが、今朝はこいつだけだった。
南武線で家路につき、朝マックをぶちかますなどして帰宅したのは8時半すぎ。久しぶりに武蔵にも会えて、早起きの尊さを噛みしめた。
微妙な反応だったけど、一応指挨拶はできた。暑いからもう店仕舞いだってさ。