今日は昨日の猫散歩の続きを掲載。府中市内でぶらぶらしたあと、日が傾いてきたので、多摩川を渡って稲城市にやってきた。タイトルに「夜の部」とあるが、夜になる前に夕方というものがあるのだ。
冬の日は短く、しかも影が長いので、晴れていても16時前にはほとんど撮影不能になる。初めての街を少し急ぎ足で歩き回っていると、公園脇の草むらで黒いのが日に当たっていた。
日陰ばかりになってきたので、日中の撮影は切り上げて駅に向かっていたら、道路の向こうのアパートにもう1匹。
太陽が沈んで夜になったので、予定通り鶴見線に移動。カメラをバルブに設定して、三脚に取り付けて、一服しながら猫が出てくるのを待った。動く生きものをバルブでうまく撮れるのか、そもそも都合良く猫が出てきてくれるのか、見当もつかなかったが、30分ほどして建物の影からこちらを伺っているのを見つけた。明るく仕上げたので写真でははっきり見えるが、現場は暗かったので最初は気づかず、近寄ると消えるので、どうやら猫らしいと分かった。
とても警戒心が強く、ちょっと動くとすぐに建物の裏に逃げてしまうので、こいつの写真はこれだけ。夜だけに瞳がまん丸だ。
最初の1匹をきっかけに、次に登場したのはキジトラ。ちなみにこの写真のシャッタースピードは2秒、絞りF11、ISOは400。2秒じゃ動いてしまって無理なので、ほかの写真は絞りを開けて1秒にしたり、感度を上げて手持ちにしたり、色々な設定で撮っている。
誰もいない駅だが、周辺の工場から色々な音が聞こえるので、耳がよく動く。
にゃあにゃあ鳴きながら黒いのが線路を渡ってきた。尻尾の先だけ白いのがポイント。
静寂な駅でばたばたしているのを聞きつけたか、どこからか黒白も現れた。
こいつはここが定位置のようで、8月6日に訪れた時も同じ場所で撮った。5ヶ月ぶりだが元気で何より。ちなみに最初のキジトラも、尻尾の先が白い黒も、その時に会っている。