仕事から帰って写真を整理していたら、青梅から流れてきた雨雲が短い驟雨を齎して、東の方に去って行った。明日は快晴だそうだから、そんな朝はきっとたくさんの猫が出てくるに違いない。
今朝は出勤前に南武線猫行脚をやっつけた。出勤前(しかも朝)にやれるということは、それだけ立川に近づいてきたわけだが、南武線経由で仕事に行くのは結構遠回りなので、50分ほどしか散歩時間を確保できず、かなり急いで歩くことになった。こんな日に限って猫も多く、慌てていたので何匹も逃げられるわ、撮ったら撮ったで手ブレやピンボケの連発だわで、自分としてはちょっと残念な散歩だった。
稲田堤からスタートして、最初に出会ったのは、高架下の路地でにゃあにゃあ鳴いていたキジ白。朝はみんな急いでいるから、なかなか構ってもらえない。
そんな時こそ俺の出番と思って構ってみたところ、人懐っこすぎてなかなか写真が撮れず、初っ端から足止めを食うことになった。10分ほど粘って、0.3秒ほど静止したところを何とか撮ったのがこの1枚。飼い猫のようだけど、また会えるかなあ。
地図を頼りに迷路のような細い路地を歩いていると、彼岸花の咲く赤道(あかみち)に茶トラがいた。
「誰かがマーキングして行ったみたいなんだ。もしや君じゃないだろうね?」
民家の庭に子猫発見。ほかにも何匹かいたようだけど、一瞬のうちに飛んで逃げた。
最初のキジ白で時間を食ってしまったため、急ぎ足で矢野口に向かっていると、駐車場に黒白がいた。
人待ち顔の黒白。待っているのはご飯の人か、それともほかの猫なのか。
とある再開発予定地に猫が1匹佇んでいた。ここには前にも一度来たことがあって(こちら)、その時は何匹も見かけたが、今朝はこの子だけ。帰ってきてから確認したら、前回も会ってた。
急ぎすぎて5分ほど時間が余ったので、駅の近くをぶらぶらしていると、茶色いのがごろごろしているのが目に入った。奥にはキジトラもいる。
4月20日に川崎をスタートした南武線猫行脚は、5ヶ月かかってようやく東京都に入った。もう少しして多摩川を越えれば、さらに行きやすくなるし、道路にも慣れているから、11月末ぐらいには立川に着けるかな。終わったらお祝いしなくちゃな。