レンズは手に入れたものの体調が悪くて動けず、ブログの更新も滞ってしまった。
5日間の夏休みのうち出かけられたのは28日だけで、それがとどめになったかのようにずっと頭痛を引きずって、最終日の今日になってようやく落ち着いてきた。夏休みがフイになったのは残念だが、今は痛みが引いてくれたことの方がありがたい。
唯一出かけた28日は寄居の里山の猫たちに会いに行ってきた。八高線沿線には好きな街が多くて猫散歩を始めるよりもずっと前から訪れているが、一昨日の寄居もそうした街の一つで、初めて行ったのは確か23歳ぐらいの時だったと思う。吉祥寺の飲み屋で偶然隣り合わせた女の子と仲良くなって、その後一緒にハイキングに行ったのが寄居だった。
まあそんなことはどうでもいいんだが、恐らくその時、恋心をどきどき言わせながら歩いた道すがら、この日は猫を見つけたのだった。
舌を鳴らした途端、飛び起きて駆けてきた。熟睡していると思っていたので、あまりの反応の良さにのけぞってしまった。上の写真から3秒も経ってない。
この日はずいぶん暑くて30℃近くになっていたけど、そんなことはお構いなしに道路まで出てきてごろごろすりすり。とても人懐っこい子だった。
新しいレンズはフォーカシングや露出が暴れる傾向があって、まだクセが掴めない。この写真も見当外れの場所にピントが合っている。以前のレンズはオートフォーカスのモータ音が大きかったので、迷っていれば音で分かって、コントラストの高いものに向けてやるなどの対応ができたけど、新しいレンズは無音なのでそういう技が使えない。まあ使い込んで慣れるしかないな。
猫散歩で寄居を訪れるのは2年ぶり2回目。前回も通った猫路地に行ってみると、民家の敷地で日なたぼっこしているのがいた。
左のサバトラが母親かなあ。2年前に来た時はサバトラの子猫がいたけど、その子かどうかはちょっと微妙。M字ラインの形が違うような気もするし。
ここの猫たちはどれも小柄で、見た目では家族関係がまったく分からない。サバトラの母以外はみんな兄妹かも知れない。
そうでないの。人懐っこくないのはほとんど隠れて出てこなかったので、実際はもっと大所帯。
実は白の背後の植え込みにも数匹の猫が潜んでいたりする。この付近は猫の巣窟で、涼しい朝夕ならもっとたくさん会えるはずだ。
里山を下りて市街地にたどり着いたのは14時半すぎ。やや日が傾いて影の伸びた路地で1匹の猫が寛いでいた。
路地の向こうの空き地にも1匹発見。これから徐々に多くなってくる時間帯だな。俺は疲労困憊なのでもう帰るけど。
最後の空き地では10匹ほどの猫が寛いでいたが、草むらをかき分けて近寄ったら一瞬のうちにほぼすべて逃亡。
一本隣の路地にはさっき散り散りに逃げたうちの1匹がいた。寄居というのは人口密度の割に猫の巣窟だということが分かったので、そのうちまた機会があったら行ってみる。