しばらくいい天気が続くようで、週末からは再び気温も上がるらしい。このまま行けば、あと10日ほどで桜が満開になると思う。年中でいちばん華やかなこの時期に、どんな写真が撮れるのか、今からどきどきしているが、あいにく桜の時期は夜勤が続く。歩ける時間も場所も限られてしまうのが辛いところだ。
今日の出勤前の散歩は、基本コースの西国立から。本拠地と呼べるほど行かなくなったとはいえ、ほかのどこよりも勝手を知っているだけに、1時間ほどの散歩でたくさんの猫に会うことができた。
最初に立ち寄ったのは、怒りんぼさんの猫路地。怒りんぼさんにはもう会えないが、俺の知る限り、この路地には少なくともほかに4匹の猫がいて、今朝は塀の上で黒白が日に当たっていた。
メンバーが減って、やや淋しくなってしまったけれど、ここに通う理由はまだ潰えていない。
南武線の線路を渡って、次に見かけたのは長毛クリーム。民家の玄関先でまったりしていたところへ、無造作にカメラを向けたら警戒されてしまった。
朝早いと七三の縄張りに日は差さず、今日は誰にも会わなかった。続いて三毛子のマンションに寄ってみると、久しぶりに三毛子の子がいた。
三毛子の家族で今も見かけるのはこの子だけ。娘もいたけど、早い時期に里子に出たようだ。
猫長屋の跡地で日なたぼっこしていたのは、床屋の三毛婆さん。ちなみに、長屋が解体される前はこんな感じだった。今は日当たりがいいけど、すぐにまた建物が建っちゃうんだろうなあ。
床屋の裏には吊り目のキジ白が潜んでいた。俺が立ち去るのを待っているらしい。
この子、1月に会った子だ。今日はずいぶん居心地の良さそうなところにいるね。
……敷地の外から2匹を望遠で撮ったけど、実は全部で4匹いた。小さくて分かりにくいので、マウスカーソルをかざすと正解を表示するようにしてみた。
で、再びズームしてファインダーを覗くと、さらに1匹増えていた。薄色の三毛がお母さんなんだろうな。
散歩終盤でさらに1匹、微妙な場所で発見。俺がいるから前に進めないらしい。
最後の猫は水辺の黒。黒の背後の茂みには黒白も潜んでいて、どちらもご飯を待っているようだった。
今日の散歩はこれでおしまい。明日は夜勤だけど、仕事の前に所用で和光市に行くので、たぶんそちら方面を散歩することになると思う。