昨夜は10時間以上も寝たのでだいぶ疲れが取れたが、朝起きたら雨が降っていたので散歩はお休みした。今日は11日に年休を取って出かけた三浦散歩の2回目を紹介する(前回の記事はこちら)。
ちなみに三浦へ行くのは2014年4月が初めてで今回が12回目だが、そもそも最初のきっかけは海が見たいからという理由だった。当時住んでいた拝島から最寄りの海となると、南武線で川崎の臨海工業地帯に出るのが手っ取り早いが、そこにあるのは俺が見たい海とはちょっと違う。われ泣きぬれて蟹とたはむるような天然の海岸となると、すぐに思いつくのは房総半島だが、気紛れにひょいと行くには遠すぎる。そこで川崎から南西方向へ視野を広げたところ、横浜は壊滅的、横須賀は軍港のため立ち入り禁止箇所が多く、ほぼ最初に現れる天然の海岸が三浦だった。特に三浦半島の先端は交通の便が悪く、行楽客に遭遇することも少ないので(そして何よりたくさんの猫に会えたので)、その後何度も足を運ぶことになった。さすがに休日は釣り客やキャンパーで混雑していたようだが、あまりのマナーの悪さに地元住民や漁業関係者がブチ切れて、現在はすべて禁止され駐車場も封鎖されている。
駅前の猫たちと別れ、大根畑の広がる台地を横切り、半農半漁で暮らす小さな集落へ到達したのは7:40。4月に訪れた時と同じ庭に猫がいて、他所者の侵入を見張っていた。
……なので、当然同じ猫だろうと思って近寄ったら、全然違っていた。
4月はもう1匹出てきたはずと思って、帰宅してから調べたらそれも違っていた。いったいここには何匹いるの。
最初の猫拠点にたどり着いて、この日ここへ来て良かったと実感した。月と富士山は霞んでしまってよく見えないが、会いたかった猫がいてくれた。
体の大きな方は2匹いる息子の1匹で、どちらも見かけるのは去年10月以来。毛並みも変わりないようで何より。
さらにもう1匹現れて息子2匹のツーショット。キジトラだけにそっくりで見分けるのが難しいが、外見的には右耳の切り欠きの大きさが違う。実際に接していると、あとから現れた右側の息子は控えめな性格で、ほかの家族と距離を置いていることが多い。意識はしなかったが、カメラに収まっている数も少なかった。
キジトラファミリーを初めて見かけたのは3年前の秋、2019年10月にここを訪れた時だった。その日はこの場所に真っ黒ファミリーがいて、かかりきりになって遊んだり写真を撮ったりしていた。キジトラファミリーはそろそろ次へ行こうと歩き出したところへ現れたのだった。
当時は母と3匹の子猫で計4匹の家族だったが、現在ここに残っているのは3匹。子供たちの体格は良く、普段からいいものを食べているようだ。
海辺の猫たちの紹介は次回へ続く。参考までに、初めてキジトラファミリーに出会った時の記事はこちら。