木道の公園の2匹に会いたくて、今朝も出勤前に立ち寄ってみたが、以前よりのっぺりして面白味のなくなった公園には、ハトとカラスぐらいしかいなかった。もともとあまり猫影の濃くないコースを急ぎ足で歩いたせいか、今朝の散歩は見事に玉砕した。
しかし、朝がダメなら夜がある。猫はむしろ夜の方が活動的だから、撮影に必要な明るささえあれば、少しの寄り道でも猫を見つけられて、あわよくば写真を撮れるかも知れない。そんな期待を胸に、会社帰りは稲田堤を回って谷保に行ってみた。
京王稲田堤からJRの稲田堤に向けて歩いていると、民家の玄関先に1匹の猫が佇んでいた。
割と人懐っこくて、カメラを向けたら暗がりに近寄ってきてしまった。こんなに暗いところで手持ち撮影したのは、七三のお団子以来かも知れない。粗くてざらざらな上に、赤味の強い白熱灯のせいで毛色が分からないけど、Photoshopで無理矢理補正したら、どうやら茶トラのようだった。
しばらくすると、どこからかもう1匹現れた。実はどちらも1回ずつ会ったことのある子。
朝の散歩で会った時はとても人懐っこかったけど、今夜はそうでもない感じ。猫って昼と夜では性格が変わる。
たまには夜猫をじっくり撮りたい。高感度で手持ち撮影は手軽だけど、画質がかなり落ちてしまうから、できることなら三脚を使ってバルブで撮りたい。でも夜の猫はアクティブだから、少なくとも3~4秒じっとしていてもらわないとならない長時間露光は至難の業。仕事の行き帰りになんかやってらんないので、いずれ休みの日にでも挑戦する。