休日の朝は電車の本数が少なく、中央線直通も来ないため、職場のある和光市までは3回乗り換えることになる。それでなくとも短い散歩なのに、そんなに乗り換えたのでは、余計時間がなくなってしまう。乗り換え駅の立川か、西国分寺か、あるいは北朝霞(朝霞台)で散歩すればロスが小さくて済むわけだが、それぞれ諸般の事情があって、それほど頻繁には行っていない。立川は大きいから駅舎から出るだけで時間がかかるし、俺の知る猫拠点がラブホテルに隣接していたりするので、朝は色々と具合が悪い。西国分寺や北朝霞は開拓が充分でなく、30分程度の散歩で確実に見つけられる自信がない。
そもそも相手が猫である以上、どこを歩いたってダメな時は徹底的にダメなんだが、今朝はそんな日勤前の散歩にしては割と盛況だった。
歩いたコースはいつもと変わり映えなく朝霞から職場まで。茶色ファミリーの1匹が、車のボンネットに乗っかってこちらを眺めていた。
塀の向こうを覗いてみるとキジ白もいた。茶色じゃないのもいたんだな。
車の下にも大勢いた。奥で顔だけ出している3匹の両脇がキジ三毛で、ほかはみんな茶トラか茶トラ白。毛色の遺伝的にはとても分かりやすい家族だ。
初めて見かけた時から5ヶ月が経過して、当時子猫だったのもみんな大きくなった。なお、この家の猫はこれだけでなく、俺の知る限りでは、少なくともあと4~5匹はいる。
初っ端から8匹も会えたので、幸せな気分で散歩続行。いつもの路地には茶トラ白がいた。
ご飯待ちと思しきキジ白発見。「お前じゃない」というような顔つきだな。
サバ白は即座に逃亡の構え。舌を鳴らして気を引いて、何とか思い留まってもらったところ。
三毛は両目が白内障のようだった。不自由そうには見えなかったが、両目となると、かなり視力に影響があるはずで、普通の猫より縄張りが狭かったり、決まったコースしか歩かないことが多い。
4匹の猫たちが集っていた先では、一匹狼的キジ白が丸くなっていた。
既知の猫拠点に頼ってばかりだが、それでも30分で17匹なら御の字だ。いずれほかの経路も開拓しないとなあ。