3ヶ月おきぐらいの間隔でパソコンの丸ごとバックアップを取っている。ローカルドライブ(いわゆるCドライブ)にはアプリケーションだけ置いて、ドキュメント類や設定ファイルはNASに入れてあるので、バックアップに要する時間は30分程度。時間がかかるのは事前にアップデータをかます作業で、使い込んで手に馴染んだフリーウェアやシェアウェアがたくさん入っているので、これがかなり面倒くさい。朝から雨だった今日は、散歩には行かずにこの作業に没頭して、気がついたらお昼を過ぎていた。
その作業中、インクジェット複合機のドライバをダウンロードするため、メーカーサイトを探し回っていたら、「猫と一緒にお住まいのお客さまへ」という見出しが目に入った。何かと思って開いてみたら、一部の製品に猫のおしっこで発火した事例があるため、無償点検を行うとの告知だった。ブラザーのサポートが良心的なことは知っているが、それはどう考えてもユーザの責任だろうに……。そこまで面倒を見たのでは、犬はダメなのかとか、ウサギはどうなのかとか、際限がなくなるのではないだろうか。俺だって耄碌したらファックスに向かって放尿しない自信はない。
まあそんなことはどうでもいいんだが、今日紹介するのは、今月12日の猫サイクリングの最終回(前回はこちら)。この日はアプリで散歩コースを記録するのを忘れていたため、正確な距離は分からないが、たぶん30kmぐらいは走り回ったと思う。主に既知の猫拠点を巡回する形を取ったが、それでも用意した写真は100枚近くになった。
とある団地で3匹の黒白親子に会ったあとは、進路を南西に改めてサイクリング続行。雲が厚くなって徐々に暗くなる中、民家の塀に乗っかるキジトラに遭遇した。時刻は13時近くで、出発から4時間が経とうとしていた。
視線はそのままで、片耳だけこちらに向けている。まだだいぶ離れているのに鋭いな。
さりげなく民家の敷地に移動した。たぶん何度か会ったことのある子。
今はささやかなプランターが一つだけだが、家自体まだ築浅で、庭いじりもこれからといった感じ。あんまりいたずらしちゃダメだよ。
経由地の拝島が近づくと、今まで何度も歩いた分だけ猫拠点も増えてくる。次の猫は車の上で寛いでいた。
小道具使って無理に気を引くわけじゃなし、遠巻きにシャッター切るぐらい勘弁してよ。
2013年12月以来の長毛三毛婆さんが、来ない列車をいつまでも待っていた。ずっと会えずにいたので、元気な姿を見られて嬉しかった。
こちらも長毛三毛だが、若い分だけ被毛が整っている感じ。ただしこの子は婆さん以上に臆病。
ぱっと見キジ白のようだが、左耳のつけ根や尻尾にレッドが混じっているので、三毛だね。グリーンアイの美人さん。
長い散歩の最後の経由地はキバちゃんち。門扉の向こうで黒いのがこちらを注視していた。
たぶん去年9月に見かけた子だと思う。あの時はまだ童顔だったが、だいぶ精悍な顔つきになったな。
カメラは苦手らしく、近寄ったら目がまん丸。かつてのあどけなさが少しだけ顔を出した。