昨日歩いた生田の街は坂が多くてちょっと大変だったが、猫の気配はそれなりに感じられた。朝ならきっと会えると思うんだが、ここのところ夜勤ばかりで、いよいよ暑くなってきた昨今、猫探しにはとても不利なのが悩ましい。偏った勤務シフトは来月には解消されるらしいので、そうなったらまた歩いてみる。
今日も良く晴れて、最高気温26.8℃と余裕で夏日を記録した。湿度が低いので歩いていても不快感はなく、きっと猫たちも同じ気持ちで出歩いているだろうとの期待のもと、散歩コースを立川~柴崎体育館に設定し、出発したのは13時少し前。昨日の夜、家に食べるものがなくてお腹が空いたままだったので、猫拠点へ向かう前に腹ごしらえをして、まず訪れたのはチョビ1号の家だった。
庭でぽつねんとしていたのは、チョビ1号のお友達のキジトラ。本人もどこかで寝ているのかも知れないが、草木が生い茂って見えない。
七三の縄張りにも寄ってみた。最近なかなか会えなくなってきていて、今日も半ば諦めていたが、日陰に隠れて母がお昼寝しているのを見つけた。
1年以上会っていなかった爺さんは、昨日「過去の登場人物」に移した。婆さんも去年8月を最後に見ない。最後まで残るのは母ということになりそうだ。
ゆっくりちゃんの駐車場。ご飯でも食べているのか、こちらにお尻を向けている。
足音を忍ばせて近寄ってみたが、砂利を踏む音を消すのは容易ではなく、今日も途中でバレてしまった。挙動はゆっくりでも耳はいい。
ゆっくり1号を待つ間に、駐車場のもう1匹を。こちらは夏の風体で伸びていた。
日陰ですりすりするゆっくり1号。あんまり日光に当たって、体に障るといけないからね。
ゆっくり1号と別れて歩き出すと、白いのが日陰で寛いでいるのが見えてきた。写真では分かりにくいかも知れないが、その手前にはユスリカの蚊柱ができている。今日は蚊柱の多い日だった。
いつもなら近寄る素振りを見せるだけで逃げるんだが、今日は動かない。寝ぼけているのかな。
とある路地。民家の敷地から飛び出してきた猫と鉢合わせになったところ。
しかーし、俺と会ってしまった以上、その前に写真を撮られなければならんのだよ。
一歩前に出ると逃げてしまい、引くとこうして出てくる。これを数回繰り返して諦めた。
黒白1号ほか数匹の猫が住む路地。メンバーの1匹が木の二叉で寝ていた。
気配を察して目を覚ました。立川の狭い範囲を1時間あまり歩いただけで、気温その他の条件だってほとんど同じなのに、みんなずいぶん違う過ごし方をしているんだな。個人的にはこの子と同じようにしたいけど、あいにく俺はこれから仕事なんだよな。
猫から学ぶ大切なことの一つは、良い休息を充分取らなければならないということだ。「家に帰ったら思う存分寝よう」と決意を新たにして職場へ向かったのだった。