夜勤が明けて、京王堀之内から松が谷に向けて歩いていたら、ぴろんとアラームが鳴って、iPhoneが梅雨明けを知らせてくれた。それを聞いて暗示にかかったのかどうか分からないが、今日は時間とともに湿気が薄れてくる感じで、季節の区切りがついたように思えた。
京王堀之内から散歩を始めたのは、時間が経つと日が差して気温が上がりそうだったからだ。あまり開拓の進んでいない、会社付近のルートで早いうちに済ませるか、遅くなってもいいから良く知った場所へ行くか、夏の間はどちらかから選ぶことが多いが、どちらにせよ、悩んで決めた時に限って芳しくない結果に終わるのだった。今日も道中見かけたのはわずか1匹。
逃げる直前の一時停止でさらに1枚。付き合ってもらって悪いね。
この季節、死線すれすれで街を彷徨った挙げ句、まるっきり見つけられずに休載なんてことは珍しくないので、1匹いただけでも御の字だ。あとは帰って寝るだけと思い、自転車を取りに行くと、奥の方で美人さんの妹が伸びていた。
家を目指して自転車を漕いでいると、ぬるぬると匍匐前進する猫に遭遇した。
キジ白は狩りで忙しそうだから、先に君の写真を撮らせておくれよ。