レンズを壊したり体調が悪かったりして3日間も休んでしまった。まだ本調子ではなく、しかも自宅のPC環境をMacに移行したらキーボードショートカットが想像以上に違っていて、写真の処理が遅々として進まない。3日に会った猫たちの写真がまだまだ残っているが、今日は精根尽きたので、そのうち16枚だけ載せてお茶を濁すことにする。あと、壊れたレンズはまだ修理中で、慌てて予備用に買ったのも届かないので、3日の猫を載せ終えたらまた休載になるかも知れない。
さて、前回の最後で再開発ファミリーの2匹に会ったあと、顔見知りの灰白邸に立ち寄ってみた。最近は撮影困難な場所にいることの多かった灰白だが、この日は見えるところでお尻をこちらへ向けていた。
時刻は9時だがご飯の出てくる気配はない。恨めしそうに「にゃあ」と鳴いた。
以前この近くには一大猫拠点があったが、一家揃って(猫も全員引き連れて)引っ越してしまい、頭数が3分の1以下に減った。淋しく感じているのか、それともほっとしているのか……。
旧々居付近ではシャム混1号や麦わら1号、かつての隣家の猫にも会うべく、不審に思われない程度に歩き回ってみたが、あいにくどこも空振り。それどころかシャム混1号邸の周囲では、複数の新築工事が始まっていて、引っ込んで出てこないであろうことが確認できただけだった。
そういうわけで、次に訪れたのは某巨大団地。バスを降りて1分もせずに、民家の敷地を行く長毛茶トラに行き会った。
……しかし、この反応。少し離れて様子を見ていたら、脱兎のごとく逃げてしまった。
茶トラと入れ替わりで顔を出したのは、そばかす顔の鉢割れキジ白。
茶トラと合流したいらしいが、俺が気になって動けない。済みませんね、これ撮ったら行くからさ。
団地というのは、郊外でも都心でも、敷地が広々としてして、適度に緑もあって居心地がいい。猫たちもそれは同じようで、思い思いの場所を見つけては、日差しに当たっている。
だがしかし、三毛はあっという間に逃亡。残った黒白も風前の灯なのであった。