以前は夜勤明けであっても遠くへ寄り道したり、10km以上歩いて死にそうになったりしたものだが、最近はそういうことがなくなった。行きたいところがないわけではないが、思いのまま行動したあとの深い疲れを想像すると、どうにも腰が上がらない。今日は穏やかに晴れて猫日和となり、久しぶりに鶴見線沿線を歩こうと思ったりもしたが、現地に着くのはどう頑張っても12時半。それから散歩して帰ってくると余裕で16時を過ぎる。「休みの日に行きゃいいんじゃん」となって、結局歩いたのは甲州街道~日野という平凡なコースだった。
そんなやる気のない猫グラファーでも、付き合ってくれる子がいるからありがたい。1匹目はとある苗畑で見かけた茶トラ白。
警戒心が強く、植木鉢の隙間から出てこようとしない。猫にとってはいい隠れ場所だ。
赤い枝が珍しくて、調べてみたら、イロハモミジの園芸品種の一つで、「珊瑚閣」と呼ばれるもののようだ。成長したらさぞかしきれいなのだろうな。
このコースも徐々に猫が減っていて、次に見かけたのは30分後でゴール間近。猫民家の庭で数匹が日なたぼっこしていた。
この子は好奇心旺盛な子。門扉の隙間からカメラを向けると、向こうから近寄ってきてくれる。例えばこちらなんかは氷点下の朝。
隣の畑は潰されてアパートが建築中。もう少しで完成するようだから、落ち着いたらまた来るね。
広角すぎて分かんないかも知れないが、毛繕い中の猫発見。このレンズは「smc PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」というもので、軽量コンパクトな反面、四隅が流れまくるのがとても微妙なレンズ。一応台湾にも持って行ったが、今回は一度も使わなかった。前々回撮ったのはこんなのとか(九份にて)。
この辺りでたまに見かける子。覚えてくれているような気がするが、その記憶は逃げるために使われているようだ。
指の匂いも嗅いでくれる。この子に会うのは3回目で、クリーム一色なのにどうやって見分けるかというと、鈴のようなキンタマと可愛らしいボブテイル。体があまり丈夫ではないらしく、近所の奥さんが心配していた。