例年通り今年の夏休みも9月の最終週にしてあって、日帰りで香港の猫にでも会いに行こうかと思っていたんだが、父の死去により四十九日の法要を営むため、夏休みは北海道へ行くことになった。家族はみんな道外で暮らしていて、彼の地に残るのは墓地だけなので、帰省するのは祖父が死んだ2007年以来10年ぶり。前回は北斗星に乗って12時間近くかけて帰ったのに、今は北海道新幹線でたった4時間なのだから隔世の感がある(乗らないけど)。法要自体は1時間もあれば終わるので、余った時間は菩提寺のある北斗市内や函館などいくつかの街を訪ねて、地元の猫たちに会いたいと思っている。きっとそれが俺にとって最後の渡道になるだろう。
まあそれはそれとして今朝の猫。
出勤前の散歩は廃線跡の緑道から。さすがに全区間を踏破する時間はないので、途中の広い駐車場からスタートした。タイヤでガリガリしているのはゴメン顔の茶トラ白。
大きな欠伸はリラックスの証。この子はいつ会っても人懐っこいから好き。
すぐに戻っちゃう。動画はこちら。
緑道を端折っても、自宅から遠く離れた散歩コースのため時間が足りず、ゴメン顔のあとは芳しくなかった。次の猫はカーポートの隅で密やかにしている2匹。
鉢割れ黒白だと思っていたら、三毛ちゃんだったのね。遠目にはぜんぜん分からなかった。
淋しい散歩の最後は怒りんぼさんの路地。いつもの黒白がアパートの通路でご飯を待っていた。
俺に気づくなり逃走を図ったが、ここで逃げてはご飯を食いっぱぐれる。諦めたようにぺたんと座り込むと、早くしてくれーと鳴き始めた。