休養日と決めてあった今日は予定通り何もせず、朝から晩まで我が家の2匹とめくるめく時間を過ごしただけで終わった。途中、中抜けして床屋に行ったりもしたが、以前のようにわざわざ遠くへ出かけることもなく、自転車で2分の店で切ってもらって、ついでにビールを買って帰ってきた。俺は基本的に引きこもりな性格なので、何でもいいから自分で自分に課題を課さないと、まったく外に出なくなってしまう。猫散歩をやめたら痴呆になるんではないかと危惧している今日このごろである。
さて、昨日の記事で紹介したのは駅に着いてから浜辺に至るまでのいわばプレ散歩で、三浦の猫探し本番はここから。靴に入る砂を気にしながら波打ち際を歩いていると、三毛猫が1匹、漁船の縁に座ってこちらを見つめていた。
この浜辺の猫で首輪をつけているのは少数派。人馴れしているのか、呼ぶとこちらに向き直って一声鳴いた。
正面からは華奢に見えたが、後ろから見たらとても立派な尻尾だった。ああっ、触りたい。
次に現れたのはサビ。この子は去年10月にも見かけた子。
築港の猫拠点にたどり着くと、思い思いの場所で寛いでいるのが数匹。いち早くこちらに気付いた三毛が近寄ってきた。
茶トラの背後に咲いているのがハマダイコン。普通の大根との関連性には諸説あるようで、一般的には普通の大根が野生化したものと言われているが、近年のDNA解析によると独立した野生種である可能性が高いとのこと。なので、ハマダイコンの種を畑に蒔いて手厚く世話しても、恐らく普通の大根にはならない。普通の大根に比べると水分が少なく、かなり辛味が強いそうだが、慣れると逆にハマる人もいるそうだ。今回三浦まで出かけたのは、何本か収穫して家で食べてみたかったからでもあるんだが、開花してしまうと美味しくないというので今回は諦めた。今年の咲き具合ははまずまずといった感じ。
何気に黒も加わっていた。こいつはここでいちばん古くからの顔見知りで、右耳カットと曲がり尻尾が特徴。
転がっているこの子もお馴染さん。温暖な土地だからなのか、あるいは水と食料に恵まれているからなのか、ここの猫たちは安定的に長く暮らしているのが多い。
もう1匹の黒は左耳カットで尻尾はまっすぐ。ねえ、海の方で遊ぼうよー。
日に当たる猫たちの動きのない動画はこちら。
この日は平日なのに釣り客や磯で遊ぶ家族連れが多く、恐らくお父さんが頑張って休暇を取って、春休み中の子供と一緒に遊びに来ているものと思われた。この日の朝、家を出た5時ごろの気温は5℃ほどで、それに合わせた服装で出かけたわけだが、この時すでに15.5℃でかなり暑く感じる。そろそろ帰ろうと思って築港を離れたが、猫との出会いはまだ続くのだった。