毎月1回、早朝から近所に出かける用ができて、ついでに猫も探すようになって今回が3回目(先月は都合によりお休み)。散歩コースは猫物流を回って豊田駅へ至るパターンに落ち着きつつある。同じ日野市内でも猫物流方面に直接行ける交通機関はなく、今となっては定期的に彼の地を訪ねる唯一の機会になっている。
適当に歩いているうちに隣の八王子市に迷い込み、偶然猫を見つけたため定点化した猫民家がこちら。先々月も見かけたキジトラが目立たない場所で惰眠を貪っていた。
天気は上々、気温も低めで、猫探しにはいい条件だったと思うんだが、今朝はあまり調子が良くなかった。通勤通学時間帯にぶち当たったのが悪かったかな。
早々に逃亡した父の隣の区画には、似たような佇まいの婆さんがいた。
猫物流が廃業してからまもなく4年が経つ。たくさんの子猫を産み育てた婆さんや、小柄な三毛ちゃんとおしどり夫婦だった父が、汚れた体で今もここに暮らしているなど、猫物流の社長は思いもしないだろうな。そのような想像力があるなら、そもそも置き去りになどしないよな。
帰りしな、さっきの三毛ちゃんはまだ玄関前にいた。この子もこの辺りの事情通のはずだが、あいにく俺には猫の言葉が分からない。