今日紹介するのは、昨日の世田谷散歩の続き。服を着替えるように引っ越していた中で、世田谷区に住んだのは用賀と梅ヶ丘の2箇所。どちらも20代のころで、特に用賀はバブルまっただ中のことでもあり、家の近くの環八沿いにアメリカ村と呼ばれるレストラン街があったりして、きらびやかなものだった。梅ヶ丘は住んでいた期間が短く記憶がほとんどないので、隣町の豪徳寺でお茶を濁して、散歩の続きは世田谷線沿いに三軒茶屋へと向かった。
何だかとても機嫌が悪そうだが、にゃあにゃあ鳴いて反応は良かった。人を見た目で判断してはいかんね。猫だけど。
昔ながらの木賃アパート(この言葉も通じなくなってきてるか)。こういうものが根こそぎ撤去されて、この街にもマンションが増えていた。もう少し引いて撮りたいところだが、なにせ道路が狭い。
三軒茶屋駅近くまでたどり着くと、小さな公園で黒いのと灰色のが寛いでいた。
三軒茶屋から田園都市線に乗って二子玉川にやってきた。散歩開始から3時間経過して、足を引きずるように歩いていると、とある遊歩道沿いで茶色いのを見つけた。
二子玉川から坂を登って高級住宅街を行くと、とある家の庭で猫発見。猫なんかいなそうな街だったのでちょっと意外だった。
その後、昔住んでいた場所に行ってみると、アパートがなくなっていて、代わりに立派な一軒家が建っていた。昭和天皇が崩御した時に住んでいた場所だからな。当時で築30年ぐらいだったし、そりゃなくなるわな。
世田谷迷路にやられながら、へろへろになって用賀駅の近くまで到着。
最後の猫はこちら。こうなっちゃうと今日はもう店じまい。4時間半の長い散歩を終えて帰途についた。用賀の駅前はいつの間にか高層ビルが建ち、土地鑑が狂って浦島太郎状態だった。環八沿いのアメリカ村がとっくの昔に廃れていたのは知っていたが、最後の砦だったデニ屋がついに取り壊されていたのでちょっとショック。駅の名前も変わっていたし(昔は二子玉川園だった)、路線名も田園都市線じゃなくて新玉川線だったし、半蔵門止まりだったのが何と久喜(!)まで直通してるし、俺も年食うわけだよなあ。