iPhoneのメモ帳には、国内外を問わず、猫を探して歩いてみたい場所が列挙してあって、時間とお金の状況に鑑みて、実現できるところから潰していくことにしている。近いところでは調布や稲城、遠いところでは南アフリカやアイスランドまでリストに入っている。昨日からの三連休では、メモ帳に書かれた候補地の中から、能登半島の七尾や穴水、輪島を1泊2日で旅するつもりだったが、2日目(つまり今日)の天気予報が芳しくなく、目的地と日程を絞って一日で済ませることにして、一昨日の日勤後に出かけて昨夜帰ってきた。
奥能登というのは交通の便が極端に悪く、朝の散歩が必須な猫探しの旅程を組むことはとても難しい。色々調べた結果、バスタ新宿22:00発→金沢5:40着という夜行バスがあり、金沢駅前でカーシェアリングの車を借りてすっ飛ばせば、遅くとも8時には輪島に着けることが分かった。輪島の朝市はIWGさんの猫番組にも登場した場所だが、俺が目指していたのはそこではなく、輪島からさらに渡船で1時間半かかる舳倉島という離れ小島だ。ここへ渡る船は一日一便しかなく、舳倉島行きの出港は9時ちょうど。実際には夜行バスが20分ほど早着し、のと里山海道と呼ばれる自動車専用道を飛ばした結果、現地には7:10に到着した。首尾は上々、船に乗る前に輪島の街を歩く時間は充分にあった。
港近くの広い駐車場に車を止め、カメラバッグを抱えて歩き出して間もなく、ふと覗いた細い路地で早速猫発見。ずいぶん小さな子だ。
よそ者の気配を察したか、塀の切れ目からもう1匹現れた。ご家族の方ですか。
何と、塀の内側は猫ランドだったのでした(日陰に犬もいるけど)。
漁港へ勤めに出る車に追い抜かれながら、道端をだらだら歩いていると、とある民家の入口に黒い背中が見えた。
キジ白は飛んで逃げてしまい、取り残された黒白はきょとんとしていた。
今日のところはここまででおしまい。0泊2日の弾丸旅行は想像以上にキツく、まだ疲れが取れないので、残りは折を見て少しずつ載せていく。あと4回分ぐらいあるので、一部は来月12日からの台湾旅行中になるかも知れない。