猫温泉ふたたび(2)


福島市の猫

 今日は休養日のつもりで一日中引きこもって過ごしたが、溜まった家事を片付けているうちに疲れ果ててしまい、もう動きたくないのでこのあと風呂に入って夕ご飯を食べたら早々に床に就く。明日の朝は平山のキジトラ子猫たちに会いに行きたいと思っているが、天気予報によれば雨に降られる可能性が高い。仕事帰りは多摩センターのキタムラに寄って猫写真のパネルを注文してくる。今回の旅は色々あって、猫温泉の女将さんに親切にしてもらったので、お礼に猫の写真を送ることを思いついた。
 今日紹介するのはその猫温泉旅行の続きを少しだけ。最初の経由地である日光の街なかを一回りしたあと、駅に向けて緩い下り坂を歩いていると、はるか彼方の道端に猫が1匹佇んでいた。この時すでに散歩開始から1時間40分が経過しているが、俺も妻も観光には興味がないので東照宮は華麗にスルー。もっぱら猫を探すだけの日光滞在だった。
日光市の猫

日光市の猫

 鼻に傷。やっぱりここは猫多いんだな。3年前に来た時も気配は感じていたんだよな。
日光市の猫

日光市の猫

 警戒心は強い。突然カメラを向けた無礼を詫びるため、視線の先に高級カリカリを数粒並べておいた。
日光市の猫

 日光散歩を終えたあとは、東武日光11:44発の会津若松行き快速「AIZUマウントエクスプレス3号」に揺られ、奥羽山脈の南端を越える。
 この列車は東武日光線〜東武鬼怒川線〜野岩鉄道〜会津鉄道〜JR只見線という4会社5路線を経由して会津若松へ向かう。途中の新藤原〜会津高原尾瀬口が野岩鉄道で、もともとこの路線は国鉄野岩線として建設が進められていたところ、国鉄末期の経営難で計画が凍結され、のちに第三セクター方式に転換され、1986年にようやく開通にこぎ着けた経緯がある。会津高原尾瀬口〜西若松は会津鉄道の区間で、こちらは1987年に廃止されたJR会津線を存続させるため、第三セクター会社を設立して経営を受け継いだ。野岩鉄道は山越えのため沿線人口が極端に少なく、延長94.5kmの路線に駅が9つしかない。そのうち5つの駅に「温泉」あるいは「湯本」の名がついているのは、観光客を呼び込まないことには経営が成り立たないからだろう。東武鉄道の蒸気機関車が夜行寝台でも引っ張って会津若松へ行ってくれれば、たぶん世界中から鉄オタが集まると思うんだがどうか(C11じゃ非力なのでJR北海道のC62でぜひ)。
 そんなことを想像しながら車窓を眺めているうちに、列車は会津鉄道とJR只見線の接続駅・西若松に到着。列車はもう二つ先の会津若松が終点だが、俺たち夫婦は猫を探しながら歩いて向かうことにしている。
 最初の猫はほどなく見つかった。
会津若松市の猫

 ラーメン屋の店先で子猫が猫まんまを食べていた。後ろ足がすごいことになってる。
会津若松市の猫

 薄色三毛の子猫。お母さんとはぐれたのかな。
会津若松市の猫

 この日、会津若松市内で見かけた猫は2匹。最高気温27.4℃と予想していたより高く、日差しも強かったため、途中で散歩を中止してレンタカー屋までタクシーに乗った。
会津若松市の猫

会津若松市の猫

 キジ白はきょとんとしている。
会津若松市の猫

「いらっしゃいませー」
福島市の猫

 宿に着いたのはほとんど日の暮れた18時。ひとっ風呂浴びてコーヒー牛乳を飲んでいると、前回も会った茶トラ白が部屋に遊びに来た。次回はこの子から紹介する予定。
福島市の猫

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