サチコは今も安定して粗相継続中だが、何日か観察しているうちに、おしっこだけは決まった場所にすることが分かった。無垢板の床なので掃除は比較的楽だが、決まった場所に集中してやられると腐ってくるので、介護用の防水シートを敷いてみたところ、うまいことその上でやってくれるようになった。後片付けも楽だし匂いも残らず、いいこと尽くめのようだが、おしっこは一日一度とは限らないし、そのたびに1枚あたり100円のシート代がかかる。安い材料を探して自作するなど、経費節減を図るのが今後の課題だ。
昨日は横浜の金沢文庫の方で激しい雷雨があり、一時は警戒レベル4(全員非難)が発令されたそうだ。今年の夏と秋は例年にも増して激しい戦いを繰り広げているが、今日は秋が優勢になったらしく、最高でも25℃程度と過ごしやすい一日だった。猫の方も夜勤前の割には好調で、見かけた数は7匹。散歩コースは拝島から西武立川の予定だったが、これはのちに短縮して途中からバスに乗った。
1匹目は路地の向こうに見えている黒白。
飛べない黒白が道路に出ているところを初めて見た。もう諦めちゃったのかな。
2011年8月に初めて会った時もこんな感じだった。白っぽいのはサバ白1号で、灰色はその相方。
そして数分後、俺と猫は隣の路地に移動していた。サバ白1号は割と人懐っこいが、極端に臆病な灰猫が目を覚ましたせいで、2匹とも脱兎の勢いでここまで逃げてきたのだった。
周期的で単調な音の繰り返しは眠気を誘う。こいつにとってはプレス機の音が子守唄なのかも知れない(動画あり)。
話は逸れるが、俺は小学校3年生ごろまで電子ブロックにハマっていた。コンデンサや抵抗といった電子部品が小さなブロックに収められていて、それらをボード上に配置することで、何十種類もの電子回路が組める知育玩具だ。その中に、発振回路と大容量コンデンサを組み合わせて、ポツポツという雨だれのような音を発生させる、「電子睡眠機」なる回路が紹介されていた。子供時代の俺は入眠までの時間がやたら長く、消灯から2時間経っても寝られないことがざらにあった。電子睡眠機にはかなり期待していたわけだが、あいにくまったく効果はなかった。こんな場所で寝られる人が羨ましい(猫だけど)。
背後からプレス機の音がしなくなってしばらくすると、今度は横丁で寛ぐ猫が見えてきた。
体つきに見覚えがあって、あとから調べたら、2014年8月にも会っていた。四肢が長く、口吻もやや突出しているので、オリエンタルの血が入っているのかも。
同じ路地に黒いのもいた。寝ぼけ眼なので3秒で1枚撮ってサヨウナラ。
ヘタすると逃げられると思っていたが、蓋を開けてみるとフレンドリーな子。もう鳴いている。
色々訴えたいことがあったらしく、うにゃうにゃ言いながら目の前を行き来している。
予定ではこのあと西武立川まで歩くつもりだったが、距離の割に実績の少ない区間なので割愛し、拝島上水橋バス停からバスに乗った。西武拝島線沿線は散歩する機会が減ってしまったが、魅力的な知り合いが何匹かいるので、折を見てまた行く。