今日紹介するのは今月21日の夜勤前の散歩から。この日は拝島からスタートして某巨大神社を通過し、立川バスの成隣小学校バス停までの5.2kmを1時間半きっかりで歩いた。某巨大神社など、神猫1号はとっくの昔に死んじゃったし、茶白みーちゃんもキバちゃんもみんないなくなって、今さら何の用もないんだが、唯一わずかな可能性が残っているのは有閑マダムだ。かつては神社下の路地で見かけるたびに遊んでもらったものだが、高齢のため一昨年の夏ごろから室内飼いに移行し、時にはリードに繋いで日なたぼっこさせているとは聞いていたものの、本人があまり出たがらないらしく、この2年半で会えたのは去年2月の一度きり。そろそろ踏ん切りをつけないと、駅から遠く離れた神社の下まで行くのは辛いなあと思っていた矢先、結果から書くとこの日は偶然の神様が微笑んでくれた。
1匹目は拝島時代に住んでいた旧々々居近く。崖線沿いの猫拠点にキジ白がいた。
先月9日とまったく同じ佇まい。ここが猫の拠点だったなんて、住んでいる時はまったく気づかなかった。
で、この子、去年8月に見かけた時は2匹の子猫を従えていたので、てっきりお母さんだと思っていたんだが、この日改めて観察したら、尻尾の下に立派なものがぶら下がっていた。猫の家族は見た目じゃまったく分からない……。
キジ白4号は自宅の道路向かいにいた。こっち側で見るのはずいぶん久しぶりだなと思って調べたら、去年の2月以来。
いつの間にかカーポートの屋根が撤去されて、雨宿りには使えなくなっていたんだな。
この時間は逆光の猫拠点。冬が近くなり、まだ13時半だというのにだいぶ影が長い。
西向きの高みに2匹の猫がいた。ここは拝島時代(前期)、2007年~2009年に住んでいた旧々々々居の近く。
こちら。どちらも二毛だけど、欄干の方はd遺伝子で希釈された灰色+クリームのサビだね。
旧々々々居の時に猫散歩を始めていたら、ここの子たちをモデルにして、満月のシルエット写真が撮れたかも知れないな。当時から猫の多い土地だとは思っていたが、こんな近くに猫民家があるとは知らなかった。
この季節、朝の散歩では東向きの猫が多いが、夜勤前の散歩は西向きが多い。
1年9ヶ月ぶりの有閑マダム。今日ここを散歩コースにしてよかった……。
マダムと名付けたものの、実はオスらしい。有閑ムッシュに改名しなければと思っているうちに隠居生活に入り、タイミングを逸してしまった。猫散歩を引退する前にもう一度会えるだろうか。
キバちゃんちを過ぎて隣町を歩いていると、巡回帰りと思しき黒白が西日を浴びていた。
そして逃走に次ぐ逃走。追いかけたつもりはないんだが、向かう方向が偶然同じだったため、2本隣の路地で再びかち合った。
台湾猫旅は今日が帰国日。旅の終わりは瑞芳に立ち寄り、茶渦ファミリーや人懐っこいキジトラの許を訪ねたあと、たぶん今回も地元のスーパーで池上米を買う。台湾の北部は雨がちなので無駄足になるかも知れないが、やはり親しい猫には会いに行きたい。瑞芳のあとは松山経由で台北松山空港へ向かい、いつも通り中華航空222便で羽田へ飛ぶ。帰宅するのは日付の変わった24時すぎになると思う。