2018年1月の台湾猫旅の記事(こちら)を書いた時に、日本語で言うところの「香箱座り」、英語で言うところの「catloafing」と同義の中国語が存在するのか調べたが、結局分からずじまいでそのまま放ってあった。昨日の夜勤があまりにも暇だったので、HiNativeに質問を投げてみたら、すぐに回答してくれた人がいた。それをヒントに自分でもさらに調べてみたところ、中国語には猫のそうした姿勢を表す慣用句はなく、一般的には折手坐、折手手坐あるいは趴坐という言い方をするとのこと。折手坐は読んで字の如くだろうし、折手手坐は手が畳語になっていることから、手の状態に対する意味を強めているか、あるいはやや子供っぽい言い方なのだろう。趴というのは中国語で「うつ伏せ」とか「腹這い」のことらしく、これも字義さえ分かれば理解できる。猫の香箱は単に腹這いになっているだけでなく、前足を畳んでいることが特徴なので、香箱座りにいちばん近い中国語は「折手手坐」になるのかな。ただ、それだとzhé shǒu shǒu zuòという発音で長ったらしいので、日常会話では趴坐(pā zuò)なのかも知れない。
夜勤の成果を披露するのはこのくらいにして、仕事帰りに見かけた5匹の猫の紹介を。今日はもともと雨がちな予報ではあったが、時間の経過とともに状況が悪くなり、一時雨のつもりが常時雨の散歩になってしまった。
六花咪もトンネルで雨を避けている。
悪天候でご飯の給仕が遅れているのか、大声で鳴きながらついてくる。悪いけど今日は手ぶらなんだよ。
美味しいものが出てくるのをじっと待つ六花咪。鞄を確認したら、大さじ1杯分くらいのカリカリが残っていたので、それを与えて辞去した。
誰かと思ったら知り合いの黒白だった。そこじゃ濡れるから橋の下に行けばいいのに。
ここは定点の猫路地。いつも屋根の上で寝ている茶トラ白も、今日は庇の下に隠れている。
あれはまさに「折手手坐」という姿勢。背中がこんもりして、ひょっこりひょうたん島みたい。
今日はたくさん歩くつもりはなくて、最後に白を撮ったあと、最寄りのバス停から帰途についた。