猫のブログに世の中の差し迫ったことなど書きたくはないんだが、この状況下で触れずに置くこともできないので、新型コロナウイルスの対応について断り書きをしておく。俺の猫散歩はもっぱら外猫が対象で、政府や東京都が自粛を要請している三密行動のどれにも該当しないので、現時点で活動を中止したり縮小することは考えていない。不要な外出などせずに家で過ごすのがいちばん安全なのは当たり前だが、どのみち通勤するためには電車に乗らなければならず、途中下車して猫を探したところで、感染リスクを高めるようなウイークポイントは見当たらない。なお移動中はマスク着用の上、消毒用エタノールを持ち歩いてこまめに手洗いしている。
ちなみに職場では週明けから勤務時間が1時間短縮され、出勤時刻は通常より1時間遅れの10時(日勤)または17時(夜勤)となる。ラッシュ時間帯を避けるための措置だそうだが、在室人数が減ることは好ましいし、疲労軽減で免疫力を上げる効果もあるだろう。そのほか年休消化を兼ねて、交代でまとまった休みを取ることにもなっていて、俺の場合は今のところ来月9日から11日間が予定されている。もともと来月は13日から三陸猫旅に出るつもりだったが中止した。電車も宿もガラガラだろうからリスクは低いと思うが、岩手県は今のところ感染者ゼロなので、東京から行っても相手先に嫌がられるような気がしている。
前置きが長くなってしまったが、そんなわけで今日も猫関係業務は通常営業。散歩コースは西国立から柴崎体育館で、最初に立ち寄ったのは桜の巨木の猫民家。
猫はお昼寝中。昨夜はとても風が強かったので、たくさんの花びらが散っている。
久しぶりにゆっくり邸に立ち寄った。アプローチの砂利道で白が仁王立ちになっていた。
常駐のクリーム白も元気そう。黒もこいつも知り合ってずいぶん長いなあ。
立川勤務時代は頻繁に歩いた路地を、懐かしい気持ちで歩いていると、とある民家の室外機に猫が乗っかっているのを見つけた。
見開いてもあんまり変わらないか。ちなみに2012年8月に見かけた時は、「希釈遺伝子が劣性のddで毛色が薄まった三毛」と書いたが、それは誤り。正しくは「抑制遺伝子が優性のI-で毛色にティッピングが生じた三毛」。つまり毛の生え際が白く抜けて、先端だけに黒や茶色が残るので、全体的には薄く見えるというわけ。
写真に写っている通り、今日の天気は暗めの曇りだったが、気温はやたら高くて24.0℃に達した。しかも明日は急転直下の最高6℃、最低1℃で大雪の予報。いったい何着て出勤すればいいのという状態だった。
最後の猫ははるか手前からお尻が見えていた。それが誰かもだいたい分かっていた。
最初に会ったのは2011年、彼岸花の季節だった。それなりに苦労を重ねてきたようだが、親切な人のお陰で食べるものには恵まれている。