仕事帰りに動物病院に寄って聞いたサチコのSDMA(腎機能)の検査結果は15µg/dlという値で、正常範囲とされる0〜14µg/dlをわずかに上回っていた。3月中旬には辛うじて正常範囲に収まっていたBUN(血中尿素量)も、今回は42.1mg/dlに上がっていて、他の数値や日ごろの食餌・給水行動なども考え合わせた結果、初期の腎機能障害という診断になった。対応としてはやはり食餌療法だそうで、腎臓病用を謳う製品のサンプルをいくつかもらって帰ってきた。療養食自体はすでにカリカリと缶詰を用意してあるが、悩んでいたのはその与え方だった。マコちゃんはサチコのものは何でも欲しがり、最終的には奪うので、2匹の猫に異なる食餌を与えることが難しいからだ。
数年前、CatFiなどいくつかの顔認識型スマート給餌器が発表されたことがあるが、どれも潰れたか詐欺だったかで消え去り、現在そうした機能を持つ自動給餌器は俺の知る限り一つしかない。それは製品に付属するタグを首輪にぶら下げるか、あるいは体内に埋め込んだマイクロチップを読み取って、設定した個体に対してのみお皿の蓋を開閉するというものだ。我が家の猫は首輪をつける習慣がないので、それを使うとなるとマイクロチップを装着することになるが、そうしたことが果たして推奨される行為なのか。動物病院で聞いてみたところ、「そこまでしなくても、2匹とも療養食でいいと思う」との答えだった。我が家では若手(?)のマコちゃんも人間に換算すれば還暦であり、今から療養食を与えるのはむしろいいことなのだそうだ。
今日の夜勤明けは強い雨が降っていたが、明日からしばらくブログをお休みするので、ちょっと無理して平山の猫ヶ丘を一回りしてきた。
石の上に座っていたのは馴染のクリーム白。こいつがいるということは、ご飯の時間が近いのかな。
どこからかキジ白が駆けてきて、窓桟に飛び乗った。これはいよいよご飯だな。
手術後のブログ再開時期は、Twitterでお知らせすると思う。1週間ぐらいで元の生活に戻れたらいいんだけどな。