毎年恒例になっていた4泊5日の台湾猫旅では、いつもあらゆる交通機関を駆使して国じゅうを回るので、それに比べれば今回の猫旅など大したことではないと思っていた。ところが狭い狭いと思っていた我が日本国は思いのほか広く、今回の訪問先の最南端である竹富島・カイジ浜から最北端のJR八戸線・鮫駅までの直線距離は2,428kmにもなる。これは東京〜台湾よりも遠く、ロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキーまでとほぼ同じ距離だ。成田~石垣~名古屋~仙台と、ただ飛行機に乗って座っていただけなのに、道理で疲労が深かったわけだ。
帰宅したのは昨夜19時半で、仙台の㐂助で買った牛タンを妻と一緒に食べたあと、21時すぎには床に入った。仕事の方は早速今日から日勤だったが、朝の散歩はお休みした。疲れが残っていたからではなく、そうしないとブログの記事に今回会った猫たちの出番が回ってこないからだ。これからしばらくは秋晴れが続くだろうし、奥多摩や三浦など、東京近郊にも行きたい場所はたくさんある。しかも今月は福島県の猫温泉に行く予定もあるので、写真点数が増えて、掲載するまで長い順番待ちになってしまう。
今日紹介するのは猫旅初日(9月29日)、飛行機で石垣へ飛ぶ前に、成田市内を散歩して見かけた猫たち。ピーチ航空535便が出発するのは10:50であり、まっすぐ空港へ向かうなら7時半に家を出れば間に合うところ、成田で散歩するため4時半すぎに家を出た。その前夜は留守中の記事を用意するのにてんてこ舞いしており、武蔵小杉から乗った横須賀線のグリーン車ではただひたすら寝て過ごした。
成田山参拝の玄関口・成田駅に到着したのは7:22。通勤通学の雑踏を避けて裏路地に入ると、すぐにご飯待ちの猫が目に入ってきた。
小さな祠では三毛が毛繕い中。まだここまでは日が差さないけど、天気は良くなりそうだものね。
成田には1年前の2019年9月25日にも訪れている。その時は13:00発の華信航空267便で台中へ向かうことになっていて、その前に市内を散歩していたらここで猫を見かけた。あの時は母子と思しき黒三毛と黒だったが、今日はどちらもいなかった。
成田散歩の初っ端は三毛の三連荘。高みからこちらを見下ろしていた。
この子は去年も見かけた子。元気そうで何より。
三毛がいたのは傾斜地のひな壇で、そこには権現様ともう1匹の猫様がおわっしゃる。
ご飯を食べてすぐに寝たら牛になるって死んだ婆ちゃんが言ってた。
一方こちらは臆病すぎてこの有様。毛並みの確認どころではない。
茶トラ白もカメラは苦手みたい。飼い主のおばさんが出てきて引き止めてくれたけど、腰が引けちゃってる。
5分ほど粘ったのち、お花の前で何とか1枚。付き合わせちゃって悪いね。
成田散歩は以上で終了。このあとJR成田駅から1駅だけ電車に乗って、成田空港第3ターミナルへ向かったのだった。
9月29日から4日間の旅程のうち、最初の2日間はGo Toトラベルキャンペーンに東京が加わる直前だったせいか、機内は予想以上に空席が多く、思いがけずゆったり旅することができた。全体の利用率はざっと見た感じで50%程度だった。
3時間40分のフライトで新石垣空港到着は14:30。次回は石垣編をお届けする予定。