福島県の山間にぽつんと建つ温泉宿には人間とともに猫が暮らしていて、夜な夜な宿泊客の部屋を訪れては疲れを癒してくれる。普段は外出を嫌う妻もずいぶん気に入ってくれたので、一昨年、去年と続けてお世話になり、今年も7月に行く予定だったところ、コロナのため延期してそのままになっていた。宿は冬季休業なので11月下旬には閉まってしまうし、あまりぎりぎりだと寒くて辛い思いをする(ぬるいことが特徴の湯だから)。いずれコロナの第3波は間違いなく来るだろうし、国や東京都が旅行を推奨している今のうちに行くことにして、今朝早く妻とともに旅立った。最近遠出ばかりしているようだが、沖縄東北は俺のための旅行であり、今回の猫温泉は妻のための旅行だ。俺自身はせっかちな性分で、温泉に行っても湯舟には3分も浸かっていられない。
まあそんなわけで、今日と明日は溜まっていた写真を予約投稿で載せていく。今日紹介するのは今月14日、日勤前に西立川~立川を歩いた時の続き(前回の記事はこちら)。アサメシ待ちの猫たちが集う公園をあとにして、次に訪ねたのは学校裏の猫アパートだった。
ベビーカーで寛いでいるのがいるね。
不用意に近寄ったら車の下に引っ込んでしまった。会うのが2年ぶりだからとかではなく、もともとまったく懐いていない。
最近めっきり猫の数が減ったとある猫路地で、久しぶりに猫を見た。
7年半前に見かけた子だと思うんだが確証がない。虹彩で判定できるほど鮮明に写っていなかった。
この日の朝は猫旅館まで足を延ばしてみた。いるだろうと思った場所でいつもの茶トラ発見。
いつもと変わらない、クールな目つきでこちらを見つめている。なぜかこの目に魅かれるんだよなあ。
もともと猫旅館の隣は砂利の駐車場だったが(こちら)、今では数棟の狭小ペンシルハウスが建ち並び、猫が遊ぶスペースは失われてしまった。最近はこういう長屋を切り分けたような一軒家が多いが、土地を分筆するにもほどがあると思う。
散歩の最後に立ち寄ったのは上矢印邸。相方の黒白が通行人の様子を眺めていた。
後ろ足が不自然な位置で止まっているのは、しゃかしゃかの途中だったから。どうぞ気にせず続けてくださいな。
おお、顎の下が見えた! 前からその黒いところを見たかったんだよ。
上矢印ちゃんは奥の方で食事中。この子は俺と同じで食べるのが遅いらしく、異種動物同士ではあるが親近感が湧く。