二連休明けの夜勤が始まる今日、いつも通りに仕度して家を出ると小雨が降っていて、玄関前でしばらく逡巡したのち、軽くヘタレて散歩はお休みした。雨は朝から降っていたようで、正午になっても気温が10℃にしかならず、外出にはコートが必須と思われたが、明日の予想最高気温は19℃であり、着て行くべきか否か深く悩んでいた。要するに今日寒いのを我慢するか、明日暑いのを我慢するかの選択で、これは夜勤の際にしばしば遭遇する問題だ。散歩をお休みしたからといって解決するわけではないが、まっすぐ職場へ向かうなら、外気に晒されるのは最長でも自宅から駅までの7〜8分程度に過ぎないので、何を着ても(着なくても)いいわけである。
今日紹介するのは、昨日会ったこまこま猫の続きから。西武池袋線の高麗駅からJR八高線の高麗川駅まで、直線距離で4kmにも満たない区間をあっちふらふら、こっちふらふらするのが「こまこま散歩」だ。この日はごくわずかな時間以外は曇って寒かったが、10.0kmを4時間半かけて歩いたので、出会った猫もそれなりに多く、2回に分けて掲載することになった次第。
一つ目の猫拠点を過ぎて、二つ目に到着したのは9:45。いつもの牛乳バトル会場で2匹の猫が所在なげにしていた。
青い目を細めているのは馴染の鉢割れポイントさん。もう1匹のチョコ白もお尻だけ見えているね。
牛乳バトルは卒業したつもりだったけど、こまこま散歩は少なくとも2時間は歩くので、やっぱりここで軽く食べていきたいんだよね。
あとから現れたのは、ここでいちばん人懐っこい黒白。これはぐりぐり来る予感。
牛乳というか、パンを狙っているみたい。これは塩味がついているからダメだよ。
「僕たちは肉食獣だから、野性時代は血を含んだ生肉を食べていたんだよ」
この日のセレモニーは以上。いつも必ず出てくるチョビ髭のサバトラは、家の中で寝ていたのか、珍しく顔を見せなかった。
こまこま散歩コースには里山の美しい風景が残されているが、標高は終始80〜90mほどに過ぎず、アップダウンが少ないので体にも優しい。ただ中間部の人口密度が低く、猫も少ないのでダレ気味になるのが玉に瑕で、この日はそんな状況を打開するため、いつもと違うルートを開拓してみた。
とある農家の敷地で日差しに当たる猫発見。わずか30分ほどの晴れ間だったので、この子に会えたのは運が良かった。この付近ではこのほかにもう1匹見かけた。
キジ白は大変な臆病さん。砂利道を一歩踏み出したら見えなくなるまで逃げてしまい、15分後にもう一度通ったら隣の庭に潜んでいた。
散歩終盤は馴染の白を訪ねてみた。廃線跡の築堤上から八高線の気動車を望む。
猫はこちら。列車が通過しても寝ているのに、人の気配には敏感ね。
寝起きでお腹が空いているらしい。頭に草の種がくっついているよ。
こちらは露骨に迷惑そう。やはりここでも見えなくなるまで逃げられて、この日の散歩はお開きとなった。