ある日突然、右目の視界にワカメのような異物が漂うようになり、受診した近所の眼科に「加齢のため」と一蹴されたのは4月下旬のことだった。一度はそれで引き下がったものの、いくら何でもこれでは生活に支障が出ると思い、ネットで見つけた小金井の眼科を受診したところ、網膜裂孔の診断が下され、その場で網膜光凝固術と称する手術を受けたのが5月2日。7月中旬にはワカメ(硝子体出血)を除去するため二度目の手術も受けた。その後も、何となく視力が低下しているような気がして、しばらく通院しながら様子を見ていたが、検査の結果気のせいということがはっきりしたので、このたびようやく現在の視力で眼鏡を作り直した。とりあえず見え方を確認したいと思い、昨日JINSのウェブショップで安いのを注文したら、今日発送の明日到着だそうで、下手するとリアルな眼鏡屋よりも仕上がりが早くてびっくりした。今の眼鏡はだいぶ度数が合わなくなっていて、八百屋のパイナップルがキジトラに見えて仕方がないので、今から届くのを楽しみにしている。
今日の散歩は日野からモノレールの甲州街道まで。正午前に家を出ると、逆光の路地に黒煙ちゃんが佇んでいた。
今日は薄雲がかかっていて、とりわけコントラストが高いので、逆光だと単なる黒猫に見えるな。
日陰の黒煙ちゃん。視線はいつものように武蔵邸を監視している。
立川を経由して、日野に到着したのは正午を15分ほど過ぎたころ。最初に寝坊助四天王の拠点を覗いてみると、段ボール箱の1匹を覗き、みんな小屋に入って惰眠を貪っていた。
四天王の隣の路地は工事中のため通行止めで、仕方なく迂回して歩いていると、工事を避けているのがあそこにもいた。
コントラストが高いので分かりにくいが、こいつは工事中の路地が縄張りのクリーム。瞳がブルーグリーンなので、以前はクリームポイントと見誤っていた子。
今日みたいな薄雲の日はどうせきれいに写らないので、逆光の効果を狙った方がいいだろうと思っていたら、まさにうってつけのが佇んでいた。一本道だから近寄るのは難しいかな。
逃げると見せかけて、離れるとまた戻ってくる。よほどここが好きみたいね。
茶トラの道路向かいにも猫の気配。これはちょっと分かりにくいかな。
黒白は9月下旬の雨の日以来。いつも見かける黒いお母さんは不在のようだった。
知らないニンゲンに大サービスしてくれたので、お礼に美味しいカリカリをひとつまみ与えてその場をあとにした。今日の散歩は盛況だったので、後半で見かけた猫は後日改めて紹介する。