某巨大公園のスーダラ1号は糖尿病のため業務を離れ、10月中旬から動物病院で入院加療中だ。面倒を見ている人に近況を尋ねたところ、インスリン投与を毎日2回受けて、状態は安定しており、体重も入院時の3.4kgから4.3kgに増えたそうだ。抱っこされるのが大好きで、病院の人に可愛がられて嬉しそうにしているとのこと。俺が最後に会ったのは9月中旬の雨の強い日だったが、小屋で寝ていることの多いスーダラ君が珍しく膝に乗っかってきて、濃厚な時間を過ごせたのは、今になってみると幸運だった。個人的には犬歯が捻転しているため粘膜を傷つけて、感染症を引き起こすことを懸念していたが、病院にいる限り心配ないだろう。送ってもらった写真はこちら。
夜勤明けの今日の散歩は平山城址公園入口バス停から平山城址公園駅まで。当初は浅川を渡ってさらに北へ向かうつもりだったが、猫ヶ丘の急斜面を2周したらくたびれてしまい、ヘタレてそのまま帰ってきた。10日前にも歩いたばかりのコースをなぜまた歩いたのかというと、猫ヶ丘の一大猫拠点だった空き地で新築工事が始まっていて、その進捗を確認したかったからだ。無茶な納期を求められていない限り、日曜日は休工日だろうから、仕事の邪魔をせずに済むと考えたわけだ。猫の方は3〜4匹見つけられれば御の字と思っていたが、予想よりもだいぶ上回った。
10日前にも見かけたクリーム白が、まるで映像編集で繋げたかのように、前回とほぼ同じ場所で日に当たっていた。
こいつとはほとんど交流はないが、見かける頻度は猫ヶ丘で最も高いので、ここらのボス的存在になっているのかも知れない。
室外機の上で日なたぼっこ中の猫発見。このころ気温は11℃ほど。
猫の毛色って光の具合で見え方がかなり変わる。ここからだとキジトラっぽいけど、後ろ足や尻尾にレッドが見えるので二毛。
こうして見ると猫ヶ丘ってそれなりに標高が高い。デジタル地理院地図によると103mぐらいだそうなので、こまこま散歩で歩く日高の里山よりも少し高い。
落ち葉がふかふかしていて、日当たりも良く、人間がよじ登ることのできない角度。君たちはいい場所を知っているね。
近寄ったら警戒して身を伏せた。でもここは傾斜地なので、どうやっても君の姿がよく見えるのだよ……。
誰かと思ったら、先月も近所の濡れ縁で見かけた子だった(こちら)。猫って瞳孔の大きさが変わると別人に見えるね。
最初にクリームがいた地点へ向かって坂道を下りていると、道端に不審な黒が佇んでいた。
もともとここは雑木林とも呼べないレベルの荒れた空き地だった。ここ何年かの間、整地してアスファルトで舗装したり、それを剥がして防水シートを敷くなどしていたが、意図が分からず不思議に思っていた。今年9月になって事態が急展開し、今日来てみたらこの通り。恐らくここにはアパートが建つものと思われる。
やっぱり君はボスとしての職務を黙々と果たしているのだろうね。
……と思ったら、嗅ぎ回っているのがほかにもいた。猫界の人事はよく分からん。
猫ヶ丘の2周目を終えて駅へ向かっていると、行く手を三毛が走り抜けていった。人懐っこい方の三毛ちゃんかと思ったけど、あの子はもう冬ごもりで室内に入ったみたい。
あとを追ってみたら魚屋の三毛だった。今日は日曜日だからお休みみたいだよ。
前回より少しでも大きく目を見開いてもらうべく頑張ったが、進展はなかった。
分倍河原に帰ったのは正午すぎ。家へ向けて自転車を漕いでいると、アパートの外階段に不審な影を発見した。
たまにここで見かける茶トラ白だった。坂道を歩いて足腰が疲れていたので、自転車に跨がったまま撮影。猫は不思議そうにこちらを見つめていた。