しばらく会っていない例の2匹を訪ねて、夜勤明けの散歩は京王多摩川〜調布を1時間半かけて歩いてみたが、みんなどこかでお昼寝していたのかもぬけの殻。5.4km歩いて3匹しか会えず、しかもそのうち1匹は自力で見つけた猫ではなかった。
1匹目はスタートしてから15分ほどで発見。こちらに背中を向けて寝ていた。
舌を鳴らして気づいたもらえたものの、奥に引っ込んでしまって全身が見えない……。
今日みたいな冬晴れの日は、日陰じゃ少し寒いと思うんだが、必ずしもそうなっていないのが不思議。ちなみに気温は16℃ぐらい。
だいぶ前からこちらの存在はバレているが、階段が急すぎて全身が見えない……。
お散歩中の幼稚園児とすれ違いざま、こんにちはーと挨拶を交わして間もなく、背後から「あっ、猫だー!」と声がして振り向くと、民家の敷地に猫がいた。
うーん、猫を探してお散歩していて、これを見つけられないようではいかんなー。
園児たちの身長は推定90cm、こちらは182cmだから、景色の見え方がだいぶ違うのだろうな。それにしても注意して歩いていれば普通に見つけられる場所なので、ちょっと落ち込んでしまった。
例の2匹に会うことは叶わず、最後に見かけたのはご近所さんの三毛3号。
敷地の奥には相方の黒白もいた。なお、以前も書いたように、ここで暮らしていたもう1匹のポイントさんは7月に死亡したとのこと。
この家に猫カレンダーを贈った際、礼状の主はポイントさんのことを「白い猫」と呼んでいて、誰のことを差しているのかしばらく分からなかった。カラーポイントを発現する遺伝子の働きは体温に依存し、体温が高ければ正常に働いて毛色を白くするが、低い部位(顔面や四肢など)ではその働きが鈍って元の毛色が残る。一般的に体温は高齢になるほど下がるので、恐らく彼女の子猫時代は真っ白に近く、俺が見た晩年の毛色は最も濃い状態だったのだろう。