昨日の記事の最後に書いた「少し難しいコース」というのは横浜線の相原付近のことで、以前はそれなりに猫を見かけた場所だが、府中市内に引っ越してからは行きにくくなり、特に朝の散歩に赴くことは皆無に近くなった。ただそんな場所でも印象に残っている猫はいて、特に2015年の春、ネズミを咥えたまま駅の近くを歩いていたキジ白と、同じ日に見かけた青い目のポイントさんは今でも時々思い出す。出現率が低いので、思いつきでたまに行っても会える見込みは薄いが、2匹とも住んでいる家は知っているので、まるっきり絶望的というわけでもない。
そんなわけで今朝の散歩コースは相原から橋本まで。5時半すぎに家を出て南武線の下り電車に乗り、立川と八王子で乗り換えて、スタート地点の相原には6時半に到着した。4年ぶりの散歩で会いたい猫にばったり会うなどというミラクルは起きなかったが、それに少し近い出来事はあった。
6年前に会ったのとは別猫だが、同じ家で暮らしているようなので、恐らく血縁関係だと思う。毛色はいわゆる一つのポインテッド・サビ(サビ猫がカラーポイント化したもの)。光線状態が悪くてきれいに撮れなかったのが残念。
遠目には灰白のように見えたが、近寄ってみると薄色の三毛だった。このアパートでは何度か猫を見かけているけど、この子は初めて。
引いてみると奥の自転車置き場にも1匹。たぶん2017年に見かけたこいつ。
指の匂いでご挨拶。向こうにご飯の皿が置いてあるので食後だったかな。
遠すぎる上に設定を間違えて絞り値がF19になっていたため、解像感がいまいち。
いつもここに張りついているので、これ以外のアングルで撮るのが難しい子。前回は2020年4月、前々回は2017年5月で、今回が3回目。
橋本までの散歩は1時間15分ほどで終わり、少し時間に余裕があったので、バスに乗ってあやめ邸へ足を延ばしてみた。少し手前の住宅地でお友達の黒白に遭遇。
室外機の上に留まって、短くにゃ、にゃ、と鳴いている。逃げられたというよりは、建物の隙間に誘い込まれたような気分。そこじゃ何もしてあげられないんだけれどもさ。
今日はとても写真の撮りにくい日差しだったが、それにしても角度や光線状態でこうも印象が変わるとは。ちょっと写真を撮ったくらいでその子のすべてを記録したと思ってはいかんな。