今日の散歩コースは東所沢から新秋津まで。日勤前に歩き通すことは難しいが、夜勤前なら寝不足さえ我慢すればいくらでも時間が取れるので、久しぶりにフルコースで歩いてみた。
まずは出発前のマコちゃん。一昨日サチコを紹介したので、その続きということで。
今日の散歩コースにはかつて猫たちの一大拠点となっていた猫農家があり、伊之助ほか大勢の仲間たちが暮らしていた。2018年の初めごろ、家主が代替わりしたか何かで様子が一変し、それから半年も経たないうちに猫の気配がきれいさっぱり消えてしまった。今では思い出すことも少なくなった場所だが、このコースを歩くとなると避けて通るのは難しく、1年ぶりに立ち寄ってみると、母屋の方から白い物体がこちらを見ているではないか。
小田原で見た青目の白も立派だったが、こいつもそれに負けない貫禄。この家の猫ではないように思うが、駐車場の隅に残された土蔵の穴に小動物が出入りしている痕跡があったりもして、もしかしたら今でも少しは残っているのかも知れない。
次の猫は巡回中の黒白。何度も歩いた道だが、この辺りで猫に会うのは初めてで、少しのけぞってしまった。
まあ人懐っこい感じはしないよね。そもそも出先の猫って緊張してるし。
出たり隠れたりして何とかここまで接近したものの、この直後、道端の県境を越えて逃走した。
今日の目的地の一つ、肉食三毛ちゃんの拠点へとやって来た。陽だまりに見覚えのある面々が座っているね。
茶トラも元気そう。最近はだいぶ懐いてくれて、すぐに近寄ってくるので、写真を撮るのが難しくなってきている。
まあせっかくだからちょっと美味しいものでも食べてちょうだい。
2匹とももっと出せという顔つき。三毛ちゃんはどこかでお昼寝でもしているのか、いくら舌を鳴らしても現れなかった。
何とか思い留まってくれた三毛の横には可愛らしい花が咲いている。あれはホトケノザという名のシソ科の植物で、関東では珍しくもない野草だが、春の七草の「仏の座」とはまったく異なる種類なので注意が必要。非常に紛らわしいことではあるが、標準和名と通称名を文字表記で区別している珍しい例だと思う。
ちなみにこのブログでは「イエネコ」と称する動物を漢字で猫と書いているが、これは片仮名でネコと書くと生物学的呼称のように堅苦しく感じるからだ。本来、生物に与えられる名前は一意で、国際的にはラテン語の学名を用いるが、それだと日本人には覚えにくくて酷なので、我が国独自の標準和名というものが考案された。一般的に学名はほかの単語と区別するため斜体で表記されることが多く、標準和名は同様の理由でカタカナで表記される。とはいえ生き物の名前に使われる漢字は概して難しいものが多く、標準和名を使うつもりはなくても片仮名にせざるを得ないことが多々ある。このブログでも生き物の名前を片仮名か漢字どちらかに統一することは難しく、犬と猫以外は表記に揺れが生じてしまっている。
今日はこれでおしまい。