台風8号が接近しているため今日は終日雨で、特に午後からは豪雨になると思っていたので、散歩はお休みすることにして朝6時まで寝ていた。ところが目覚めてみると雨どころか薄日さえ差していて、猫を探すのに何ら支障はなさそうだった。始業時刻が9時なので、まともに散歩する時間はなかったが、少しぐらいなら寄り道できると思い、慌てて仕度して6時半すぎに家を出た。タイミングの悪いことに、次の電車が来るまで中河原で16分、多摩センターで10分の待ち時間が生じたが、猫には会えたので結果的にはそれで良かった。
ていうか、分かりにくい?
宥めてもすかしても出てこない。3年前の6月にここで見かけたこいつか、あるいは同年9月に線路の向こうで見かけたこいつだと思うが、全貌が見えないので何とも言えない。
雨は降ったり止んだりを繰り返している。時折思い出したように強くなるので、庇の上にいられるのもそう長くないはず。
カメラを向けるとしょっぱい顔になるのは分かっているけど、正面から1枚撮るのは儀式みたいなもの。
今年は暑くて大変だと思うけど、20歳のこの子にとっては、冬の方がきついだろうな。
ここのところ、以前より動きがゆっくりしてきたように思うが、きっちり毛繕いしているところはレディのたしなみかな。垂直運動もまだ行けるようだし(一例)、一つ年下のサチコよりも数段矍鑠としている。
台風は東京を直撃し、悪いことにちょうど最接近するころに終業時刻を迎え、社屋から外に出てみると怖気づくほどの豪雨。風さえなければ猫を探せるくらいの雨だと奮い立ったものの、職場〜バス停、最寄り駅〜自宅の順で都合2回もずぶ濡れになった。こんな日だからきっとあいつは雨宿りしているに違いないと思い、駐輪場へ自転車を出しに行ってみると案の定。目立たない場所にちんまりして小声で鳴いていた。
遠慮がちに俯いて「にゃあ」と鳴いたので、美味しいカリカリをひとつまみ与えて帰途についた。