今日の記事はキジ白3号だけを13枚の写真で特集するという珍しい回となる。
俺の知る数多の外猫たちの中で最も付き合いが長いのは、拝島駅の近くで暮らしているキジ白3号だ。初めて会ったのはこのブログを始めるよりも2年あまり早い2009年6月。当時俺は拝島駅から徒歩8分ほどの一軒家で暮らしていて、駅への行き来で猫を見かけるたびに写真を撮っていた。もっとも当時は今のように常に一眼レフを持ち歩いていたわけではないし、ガラケーのカメラは画質が悪くてあまり使わなかったので、その数は今よりずっとずっと少ない。そんな中でキジ白3号の写真を撮ったのは、趣味の廃線歩きで日本セメント専用線(高麗川〜西大家)を散歩した帰り道、駅近くの駐車場で毛繕いしているところをたまたま見かけたからだ。この時のキジ白3号は妊娠しているように見えたが、次に再会したのは2011年の大晦日だったので、子猫がどうなったかは分からない。再会した時はすでにこのブログを始めており、駅のすぐ近くへ引っ越してもいたので、キジ白3号には頻繁に会うことになった。自宅に招き入れた唯一の外猫でもあった(こちら)。
2015年10月に西立川へ引っ越して拝島を離れると、キジ白3号を見かけることはぱったりなくなった。たまたま近所で暮らしていたというだけで、特に親しいわけでもなく、偶然に任せて会っていたので当然といえば当然だが、拝島には引っ越し後も散歩に行っていたので消息が気になっていた。2018年5月に無事な姿を確認できた時はとても嬉しく、向こうが積極的に懐く様子を見せ始めたのもこのころからだった。拝島時代のごく短い間、ご飯の面倒を見ていたことを覚えていたのかも知れない。
最初の写真は彼岸花と一緒に。舌を鳴らしたら自宅から飛び出してきたので、お花のところへ誘ってみたけど、ベタベタと貼られた政治ポスターが残念。
甘噛みはなでなでのお返し。というかこの子は歯が抜けちゃってるので本気でも痛くない。
今日の散歩は拝島〜福生の9.2km。最後に福生の西友でジンギスカン用のラム肉を調達すべく、キジ白3号と別れて3時間の散歩に出発した。残りの猫は後日2回に分けて紹介する予定(こちら)。