昨日から再び通勤の日々が始まった。8月末までやっていたことに戻るだけとはいえ、当時はコロナ対策で日勤の場合は10時出社だったので、それより1時間早いだけでもかなり自由を奪われた気がする。
通勤であろうが在宅であろうが仕事の前に外で猫を探すわけだから、交通費が支給される出社勤務の方がありがたいことは確かだが、体調が悪かったり気分が乗らない時など、9時直前まで布団に入っていられる在宅勤務の緩さは離れがたいものがある。しかしまたその一方で、俺のような自己管理の苦手な人間は、出勤を強制される方が結局は人間らしく生きられたりもするから複雑だ。たまたま猫散歩という趣味があったから良かったようなものの、そうでなければ着替えもせずに布団の中でラップトップを開く毎日になっていたはずだからだ。
今は年中で最も日の出の遅い時期で、東京は6:51にならないと水平線からお日様が覗かない。猫ヶ丘のような丘陵地帯の北斜面はさらに遅いので、地形的に最も時期外れの散歩地といえるが、猫密度の高さに賭けて今朝は平山城址公園(という名の駅)から散歩をスタートした。電車に乗る前から知り合いに会えたことがかなり気を楽にしてくれた。
追いかけてきてこちらの様子を窺うキジ白。そこじゃお土産は出せないんだよ。
平山城址公園に到着したころ、気温は氷点下4.7℃を記録。この時間になると暗くても街は動き出しており、私服で散歩するよりは怪しく見えないかもなーなどと思いながら歩いていると、既知の猫民家の敷地でクリームに遭遇した。
この辺りにはクリーム猫がたくさんいるので、耳の切り欠きを見ないと誰だか分からない。でもちょっと反っちゃってるね。
茂みから出てきてくれたけど、やっぱり少し反っている。いつも見かけるこの子かな。
猫ヶ丘の高台で舌を鳴らすと、久しぶりにちょん突きの三毛が出てきた。
カメラに収まるのは去年7月以来の半年ぶりだけど、自宅の屋根で寝ているところは何度も見かけていた。この子はお腹がいっぱいだと地面に下りてこないみたい。
プスプス言いながら急坂を下りていると、こちらを訝しむ茶トラを発見。暗くて分かりにくいかな。
紛らわしいことをするんじゃないという表情。ご飯の人と勘違いさせちゃったかも。