天気予報によれば今日は朝から雨模様、明日は朝のうち曇りとのことだったので、日勤前の散歩は明日にしようと思って寝坊したのに、家を出たら雨なんか降っていないし空も明るくてがっかり。確かに8時すぎには降り出したのでぎりぎりではあったが、猫探しの支障になるような天気ではなかった。
三浦散歩の続きを載せるという点では遅かれ早かれそうなるので、一昨日の散歩で半年ぶりに訪れた猫ビーチの様子をお届けしていく。本来ならハマダイコンの花が咲いているうちに来たかった場所だが、最近はなかなか遠出する気になれず、全24回にもなる台湾猫旅の紹介を優先していることもあって5月中旬にずれ込んだ。晩秋~早春の晴れた日なら富士山を拝める確率も高いが(一例)、この時期になると花粉やらPM2.5やらで霞んでしまってそれも難しい。
惑星直列のように一直線上に並んだキジトラは親子。前回の記事では母と息子の2匹が登場したが、実はこのビーチには息子がもう1匹いるのである。
そしてこちらがもう1匹の息子。最初の息子に比べると格段にシャイで、カメラも苦手らしいので写真を撮るのは割と難しい。瓜二つの2匹は耳の切り欠きの形状で判別できる。
そうこうしているうちにさらなる1匹参上。この子もお馴染さん。
この角度で撮ると、右前足の先に小さな白斑があるのが分かる。この子は2019年秋、3匹の黒い子猫を従えていたお母さん。久しぶりに会えてとても嬉しい。
キジトラ母の子供1匹と、黒い母の子供3匹は、いずれも今回の散歩では見かけなかったが、一昨日載せた写真に正体不明の黒が写っていたように、近くに潜んでいる可能性はある。そもそもこの半農半漁の集落一帯が猫の巣窟なので、親から離れて自分の縄張りを獲得している可能性もある。時にネズミ番や単なる愛玩動物として振舞うことはあるにせよ、この集落には湧水があり、モグラなどの小動物も豊富なので、猫が自立して暮らすには向いているのかも知れない。
新参者の黒白は最初のうち警戒していたが、慣れてくるにつれて接近を許してくれるようになった。奥のキジトラ息子(シャイな方)はまだダメみたい。
同じ環境で育ったはずなのに、猫の性格ってのも千差万別だなあ。
こいつも指の挨拶まではできなかったけど、性格の可愛らしさが分かってくると、なかなか立ち去りがたくなってくる。
白と紫のハマダイコンの花が辛うじて残っている。また会うまで元気でいてね。
猫ビーチの次は漁港へ向けて歩き出す。といっても漁港の猫たちはある時期を境に激減し、出現頻度も不安定なので、行ったところで会えるかどうか分からない。なので途中の道すがら、いつにも増してきょろきょろしながら歩いていると、民家の倉庫で日差しを避ける黒白を発見した。
この集落には黒系やキジ系が多いので、疑ってかかると誰でも猫ビーチの関係者に見えてくるな。
案の定、漁港には猫の子一匹見当たらず、最後に一回りして帰ろうと思って見ると、彼方の黒い一点が少しずつ大きくなっていることに気づいた。
漁港には何匹もの黒がいたので今いち判別できていないところはあるが、この子は遅くとも2019年3月には会っているはず。ほかにもとても人懐っこい曲がり尻尾の黒というのもいたが、漁港の猫が激減してからは見なくなった。三浦散歩の最終回はまた明日。