ここのところ厳しい暑さが続き、我が家でも猫が寒がらないよう注意しながら冷房を使っているが、サチコの場合は高齢でもアンダーコートが豊富なせいか意外に平然としている。寒さに弱いのはアンダーコートのないマコちゃんの方だが、こちらも今は台所や廊下で伸びているので、2匹とも自分で体温調整ができているとみなしている。マコちゃんは寒ければ天袋の猫ベッドに隠れるはずなので、そうなったら設定温度を見直さなければならない。
この季節はサチコも20歳なりの活発さで動き回る。この分ならまだ風呂に入れても大丈夫なようにも思えるが、心配なのは体温調節が乱れることだけでなく、湿った被毛を気にして1時間以上も舐め続けるので、疲労困憊になってしまうのではないかという点だ。人間用のヘアドライヤーで乾かそうとしたこともあるが、アンダーコートがみっしり生えているので、しっかり乾かすとなるとかなり時間がかかるしサチコの根気が持たない。ペットドライヤーハウスという名の動物用の小型乾燥室が販売されていると聞き、サイトを覗いてみたら6万もするのでやめた。
今日は予想されていた以上の高温となり、八王子アメダスでは39.1℃まで上がって観測史上4位を記録した。12年に渡る猫散歩の中で最も気温が高かったのは2018年7月23日の39.3℃で、これは八王子アメダスの史上最高気温を記録した日でもある(2020年8月11日にもタイ記録あり)。
39℃ともなると猫の体温を上回るので、見えるところにはいないのではないかとも思ったが、馴染を頼ったお陰で何匹かはカメラに収まった。もちろんすべての猫が日陰に隠れていたが、エビ子だけは車の下から出ようとして制止するのに苦労した。
何度かは日なたに出てきたけど、暑すぎて最終的には諦めた様子。39℃じゃ仕方ないよ。
エビ子と別れたあとは南武線でもう一つの散歩地へ。念のためと思って覗いたお寺の境内で猫発見。
去年の6月にもここで2匹の猫を見かけたけど、君はそのどちらでもないようだね。
顔つきが逃げる気満々だけど外は暑い。どうするかと思ったら車の下を対角線上に奥の隅へと退避した。頭のいいヤツめ。
猫峠まで来て体力の限界を感じたので、近くのバス停から職場へ向かうことにした。
ホントはもう少し歩くつもりだったけど、このまま続けたら死にかねないので、今日はこのくらいにしておくよ……。
はす向かいの民家の敷地には三毛が潜んでいた。自分で言うのもアレだけどこんな日によく見つけるわ。
ここまで気温が上がるとこまめに休憩や補水をしても追っつかないようで、散歩終盤はふくらはぎや手指の筋肉がつる感じがしてヤバかった。猫たちは日陰に隠れながらも意外にしゃんとしていたのが印象的だった。