よく晴れた今日は秋の恒例行事となった奥多摩の猫集落を訪ねるハイキングに行ってきた。できればもう少し紅葉してからの方が良かったが、山の猫たちが元気にしているか気になって我慢できなくなった。
最寄り駅から奥多摩までは1時間あまり。距離は30kmほどしかないから、競合相手のない青梅線がいかにちんたら走っているかが分かる。バスの時間まで足慣らしということで、氷川の街を歩き始めたのは7時半。朝日を浴びてコントラストの高い山並みのもと、最初の猫を発見した。
この子はいつも見かける子。朝のうちはたいていこの場所で固まっている。
そんな様子を眺めるのがさらに1匹。こいつに会うのは久しぶりだなー。
動きがないので反対側に回ってみる。この辺りは意外にクラシックタビーの猫が多くて、こいつの毛色もブラウンクラシックタビー白。正面からだと白斑が多いので、3年前に初めて会った時の写真がいちばん分かりやすいかも。
まあそうだよな……。でもこいつは人懐っこい子。猫集落の帰り道にもう一度通ったらまだいて、大きな声で鳴きながらごろごろしてくれた(動画はこちら)。
そして半年ぶりの猫集落ゲートに到着。今日も見張りが出ているね。
君は初めて見る子だね。今日は君たちの写真を撮りに来たんだよ。
先に上の縄張りへ行ってみることにして、高巻きに回って杣道を下りていると、水場でキジ白に出くわした。
ここは冬が近くなると紅葉だけでなく柿や大根が吊してあったり、時間によっては竈の煙が上がっていたりして、なかなか趣のある場所なんだけど、そういうのを期待するにはやっぱり少し早かったなあ。
人間の考えることって時間が経ってもそう変わらないらしく、2年前も同じように訪れて同じように逃げられたことを思い出した。あの時はキジトラだったけれども。
今回もたくさんの猫に会ったので今日はここまでにしておいて、残りはまた後日ということで。次回は上の縄張りの猫たちを紹介する予定。