今月の勤務は前半が割とのんびりしていて、休みもぽつぽつと続く。今のうちに無事に年を越せたか確認しておきたいのが何匹かいるんだが、顔見知りの猫の多くは立川を中心に散在していて、以前ほど頻繁には通えなくなったので、なかなか会えずにいる。今日の夜勤明けは、西国立の怒りんぼ婆さんや、北町の二等兵に会いたくてコースを選んだが、どちらの路地にも猫一匹出ていなかった。冬の快晴なら日なたに出てくるのが基本だとは思うが、あんまり早いと寝ているかも知れないし、遅いとやっぱり寝ているかも知れないし、「寝子」が語源と言われるだけあって、猫の相手はなかなか難しい。
今日の1匹目は珍しく唐木田で見つけた。9時半きっかりに会社を出て、駅に向かって緩い坂道を下りていると、道端の民家の庭で日に当たっているのが目に入った。実は今までも何度となく見かけていた子なんだが、いつも敷地の奥にいて、平日は会社の人がたくさん歩いていたりもするので、なかなか写真が撮れずにいた。
記念すべき初ショット。あんまり機嫌がいいようには見えないけど……。
西国立で怒りんぼさんに会えなかったのは前述の通り。その後も、学校裏の猫アパート、猫豆腐屋、びっくり工務店などを経由してみたが、絶好の日差しとは裏腹に、一匹の猫とも遭遇できない。ようやく青目の白を見つけたのは、散歩開始から20分ほど経ってからだった。
猫の集会場に集う3匹を発見。1ヶ月ほど前、南武線猫行脚の時にも見かけたメンツだ。
これといった動きも反応もなし。あんまり機嫌がいいようには見えないな……。
ここで猫を見るのは久しぶりだな。以前は黒いのとかカラーポイントとか色々いたけど、だいぶ減ってしまった。
やっぱりそうだ。そのドジョウ髭に見覚えがあるんだよ。いつ以来かと思って調べたら、前回会ったのは2012年9月だった。
奥の方にいた茶トラ白も、同じ日に会っていた。ただしこちらはあんまり印象になかったりする。
このあと二等兵の家に寄ってみたが不在で、さらに先の緑道まで足を延ばしてみた。かつて①号が常駐していた猫集会所に猫影はなく、定点の休憩所に行ってみると、民家の陰からこちらを窺っているのがいた。
人懐っこいゴメン顔も今日はあまり機嫌がよろしくなく、近寄ったら回転襲歩(いわゆる猫ダッシュ)で逃げられた。暇なので追跡。
慎重に近寄れば、触ることもできるし、呼ぶと返事もするんだけどなあ。
引いてみたら、さっきの黒が出てきていた。その横には常駐のサバトラもいるね。
今日の散歩はこれでおしまい。駅から遠く離れたこの場所から家に帰るには、モノレールの立飛まで歩いて、玉川上水を経由するのがいちばん簡単なんだが、足が冷えて痛くなってきたので、大人しく北町からバスに乗って立川に出た。このバスは本数が少ない上に、道路状況によっては高松町三丁目から立川駅北口までの1区間だけで15分ぐらいかかるので、あんまり乗りたくない路線だ。