崖下の大きな家が空き家になって、少し前から解体工事が始まった。300坪ほどの土地に家2軒と物置小屋が1軒あるので、普通より時間がかかるのかも知れないが、それにしても仕事が馬鹿丁寧というか、トロいというか、10日経ってもまだ終わらない。北海道の実家を解体した時は3日で終わったので、何が違うか考えたところ、あの時は豪快に鉄球をぶち込んで、解体というより破壊したのだった。業界で「モンケン」と呼ぶあの鉄球は、騒音や振動に関わる法律に触れるため、市街地では使えないそうだが、そんなことは地域のコンセンサスの問題だ。控えめにだらだらやられるより、短期集中でさっさと済ませてくれた方がいいと考えているのは、きっと俺だけではないと思う。この時期、窓を開けて過ごそうにも、騒音が上に上がってくるので、俺も猫たちもうんざりしている。
まあそんなことはどうでもいいんだが、お休みだった今日の散歩は埼玉県の日高市。西武池袋線の高麗からJR八高線の高麗川まで、回り道しながら8kmほどを歩いてきた。去年の9月にも歩いたコースだが、今日はその時とは逆向き。人懐っこい三毛に会うなら朝早い方がいいだろうと思って、6時半に家を出た。
家を出てすぐに見かけたのは隣の家の長毛フルアーマー。彫りの深い顔立ちなので、日が差さない方がきれいに写るな。
ご飯を食べたり水を飲む時は無防備になるためか、いつもより警戒している顔つき。一声鳴いて建物の裏に隠れてしまった。
高麗に着いたのは7:20。人懐っこい三毛は農家の玄関先で寝ていた。
シャッター音で目を覚まして、先に飛び出てきたのは郵便受けの二毛。その毛皮じゃこれから暑くてきついなあ。
続いて三毛も出てきた。しばらくごろごろすりすりして、日陰に落ち着いたところ。
この2匹は母娘なのか、それとも姉妹なのか、とにかくとても仲がいい。俺にすりすりするのはついでという感じで、常に2匹でひっついていた。一応動画も撮ってみた。
もう少し遊んで行きたいけど、遅くなると暑くなるから、そろそろ行くよ。
高麗川を渡ってしばらく行くと、今日で3度目となる猫民家がある。庭を覗いてみると、草葉の陰に猫耳が見えた。
葉っぱで誘って出てきたところ。うしろに控えているのはお母さんかな。
道路に出て来たのでカメラを構えたら、レンズを嫌がって逃げてしまった。こちらもうしろはお母さん?
この時8:50で25℃ぐらい。猫にとっては寝るしかない気温ということで、サバ白はとても眠そう。
日が高くなってしまって、その後は猫影一切なし。1時間ほど経って、八高線の高麗川に近づいてから、ようやく次のを見つけた。
約3時間の散歩はこれでおしまい。人懐っこい猫とたくさん戯れられたので、暑かったけど行って良かった。