今日は午前中から晴れると聞いて期待していたんだが、日が差したのは夕方になってからだった。土曜日でもあり、たまには夕方の散歩もいいと思うが、帰ってきてから写真を準備して文章を書いてとなると、寝るのが遅くなってしまう。明日は日勤で早く起きなければならないので、猫関係業務は雨が止むのを待たず朝のうちに済ませた。
今日歩いたのは八高線の北八王子駅付近。駅から出発して駅に戻る周回コースだが、だいぶ大回りして、10kmの距離を2時間20分ほどかけて歩いてみた。肝腎の猫にはあまり会えず、最近だだ下がりのモチベーションと相俟って、途中でくじけそうになったりもした。
できれば以前見かけたシナモンスモークに会いたいと思っていたが、ただ一度きり偶然会っただけの猫がそう都合よく現れるわけもなく、最初に遭遇したのは普通の三毛。散歩開始から50分ほど経過した時のことだった。
予想通り逃走を図ったが、一瞬だけ立ち止まってくれた。逃げ切る前に一度振り向くという習性に、今までどれだけ助けられたことか……。
三毛の住む団地にはほかにも何匹かいたが、バルコニーから丸見えだったり遠かったりして、カメラに収められたのはもう1匹だけ。ちょっと分かりにくいかな。
隔壁板を隔てた奥のバルコニーにも1匹いることに気づくのは、さらに数分後のことだった。写真は撮れなかったけど。
前回来てから半年ぐらい経った気がしていたが、帰ってから調べたら2ヶ月半ぶりだった。今日も父の姿はなく、茶白婆さんが1匹で休んでいた。
慎重なアプローチが奏功して、初めてご挨拶に成功。猫物流の社長さんによれば、この子が父の母だそうだから、少なくとも2匹の孫を持つ婆さんということになる。元気そうにしていて良かった。
工事中の工場敷地内をゆっくり歩いて、プレハブの事務所裏に消えて行った。おっぱいがたっぷんたっぷんになっていたので、お母さん猫が縄張りを巡回していたようだ。