猫サーバに繋がっているインターネット回線は長いことNTT東日本のフレッツ光ネクスト・ファミリー(100Mbps)を利用してきたが、接続プロバイダがようやくギガファミリーに対応したので今日からそちらへ移行した。NTTによれば「最大おおむね1Gbps」だそうだが、そんなに出るとは最初から思っていない。実際に測ったところ、移行前は85~95Mbpsぐらいだったのが、移行後は150~400Mbpsぐらいになった。
このぐらいのスピードになってくるとLANケーブルの品質にも影響を受けるようになる。家庭や事務所で一般的に使われている撚り線ケーブルは柔らかくて扱いやすい反面、表皮効果によって電気抵抗が増したり、ノイズの影響を受けやすくなるので伝送速度が下がる。いちばんいいのは単線でシールドのしっかりしたケーブルだが、太くて固くて扱いにくく、値段の高いのが難点だ。コンピュータの世界は、何か一つ変えようとすると、芋づる式にお金がかかるようにできている。
……そんなこんなで朝から作業していたので、今日の散歩はお休みした。記事の方は先月29日の海辺散歩の続きをどうぞ。
キャベツ畑のキジ白を撫で回して懐柔したあと、浜辺で2匹の猫に出会ったところまでが前回。中でも黒白はとても人懐っこい子で、こちらが猫懐っこいニンゲンだと分かると、にゃあにゃあ鳴きながら片時も離れなくなった。
こちらの黒白はオトナ風。逃げるでもなく近寄るでもなく、海風に当たりながら飄々としている。
人懐っこい方はやや小柄。行く先々に駆け寄ってくるので、なかなか写真が撮れない。
しばらく遊び回ってようやく小休止したところ。視線の先を追ってみると……、
「最近お腹が邪魔するようになってきてな。アラジューは辛いな。わはは」
先ほど漁具の上で眠そうにしていたキジ白が出てきた。背後に咲き乱れているのはハマダイコンの花。帰宅してから調べたら野生の大根の一種で、辛みが強いのをうまく処理すれば割と美味しいものらしい。最初から知っていたら採ってきて食べたんだけどなあ。
キジ白と遊んでいたら小柄な黒白が割って入ってきた。漁具の上で一緒にいたから仲がいいのだろうと思っていたが、キジ白の反応を見るとそうでもないらしい。遊んでいる様子は動画でも撮影しといた(こちら)。
疲れた様子で日陰に直行したサバトラ。この日は思ったより暑くて、ダウンジャケットを着たままの俺も汗だくだ。
「にゃあ」という声に呼ばれて振り向くと、いつの間にか三毛が出てきていた。
ハマダイコンの花言葉は「いつまでも待っています」。ささやかな恋を紡ぐ2匹の気持ちは尻尾に現れている。
続きは後日。