昨日から三連休で天気も良かったので、泊まりがけで名古屋市内を散歩してきた。
俺は名古屋にはまったく縁がなく、電車や車で通過したことはあっても、名古屋が目的で訪れたことは一度もない。猫を探して散歩しようという時に、わざわざ車社会の象徴みたいな都市を選んだのは、名古屋市には俺の名前と同じ地名があって、一度ゆっくり歩いてみたかったから。そしてもう一つの理由は、「愛知県名古屋市千種区猫洞通」という、全国でも数少ない「猫」のつく地名があること。
猫のつく地名で我が家から最も近いのは千葉県浦安市猫実で、3年ほど前に訪れた時は、その名に違わずたくさんの猫に会えた。また、福島県には猫のつく地名が多く、福島市猫渕、猪苗代町猫石山など5箇所もある。そのうち石川町猫啼には猫啼温泉というのがあって、25歳ぐらいの時に行ったことがあるが猫はいなかった。その他の土地も山林や田んぼばかりで民家が少なく、猫を見つけられる可能性は限りなく低いと思われた。一方、名古屋の猫洞通は都会ではあるが、「猫洞通線」という幹線道路に沿う形で展開しており、非常に狭い範囲で猫を探さなければならない。見つけられる可能性は低いだろうが、それでも福島の山中よりはマシだろうと踏んだのだった。
前置きが長くなってしまった。結果的には4回に分けて載せるほどたくさんの猫に会えたが、今日は帰ってきたばかりで早く寝たいので、取り急ぎ最初の10枚を載せておく。出演は、スタート地点の鳴海駅近くで遭遇した3匹の猫たち。
見返りの細面さんは恋の駆け引き中。湿っぽい声で鳴く猫が、周囲に少なくとも2匹いる。
エントリーナンバー1番は黒。やや貫禄に欠けるが、なかなかのイケメン。
エントリーナンバー2番のキジトラは、首が太くてエラの張ったデカ顔。猫界ではこういうのがモテるらしい。
他人の恋路を邪魔するのは不本意なので、最後に黒白を撮ってその場をあとにした。
この日の散歩は名鉄の鳴海駅から市営地下鉄の鳴子北駅まで。明日は休養日にするが、先に奥多摩散歩の後半を載せる予定で、名古屋散歩はそのあとになると思う。気長にお待ちを(こちら)。