ここのところ偏頭痛が慢性化していて、猫関係業務だけでなく、お金をもらう方の業務にまで支障をきたすようになったので、重い腰を上げて整形外科を受診してきた。その結果、軽度の頚椎ヘルニアであることが分かり、当面は湿布薬とリハビリで様子を見ることになった。とはいえこちとらサラリーマンの身であるから、そのような悠長な治療を受けている暇はない。出っ張っているものは切れば良いのであろうし、近日中に切りたがりオペに積極的な医師の元でセカンドオピニオンを受けようと思っている。ちなみに10年ほど前、存命中の父が虫垂炎で入院した際、見舞いに行った俺も「ついでだから」という理由で切ってもらったところ、当時は無用の長物と考えられていた虫垂が、その後免疫学的に重要な役割を持っていることが判明し、ちょっと早まったかなと後悔していたりもする。ヘルニアが身体にとって有益とは思えないので、今回は切っちゃって大丈夫だろうけれども。
まあそんなことはどうでもいいんだが、そんなわけで昨日は痛む頭を押さえつつ、猫に会うため川崎の臨海工業地帯まで足を延ばした。早起きした甲斐あって、可愛らしいのにたくさん会えたが、この季節は8時を過ぎると暑くなりすぎてダメ。体調が悪かったこともあり、歩き回ることはできず、いくつかの駅をハシゴするだけに留まった。
最初の駅の猫グループは全員子猫!
何匹かは大人びた感じでお澄まししている。生後3ヶ月もするとだいぶ個性が出てくる。
こちらはお澄ましじゃなくて、びっくりして固まっているところ。子猫は面白いねえ。
傍らの自転車置き場には三毛がいた。この場所で三毛を見たのは二度目で、前回と同一人物かと思って帰宅後に確認したら別猫だった(こちら)。さすがに4年前と同じではなかった。
子猫の総数は7〜8匹ほど。さっきの三毛も出産適齢期のようだが、茶系の子猫がいないので、あれは恐らく母親ではない。
たくさんの子猫をずっと眺めていたいのは山々だったが、日が高くなる前にほかの駅も回りたい。次にやってきたのはとある支線の終端駅で、時刻は7時になろうとしていた。お盆休み中ではあるが電車は平日ダイヤで運転本数が多く、工場の交代勤務と思しき人々がぽつぽつと乗り降りしていた。
シーサースクロッシングと呼ばれる両渡り軌道。その脇の砂利の上で黒い物体が伸びている。
ちなみにここ、去年5月に訪れた時はこんな感じだったが、いつの間にか中央の一線が廃止され、両渡り軌道が更新されていた。新型の転轍器標識って初めて見たかも。
お休みのところ済みませんね。鉄オタ引退したわけじゃないのでね。
「腹の足しにもならないことに夢中になれるのは幸せなことだな」
黒は行ってしまった。駅猫巡りはまだ続く。