昨日からの三連休の少なくとも一日は台湾猫旅を載せようと思っていたが、職場で書いた文章をiCloud Driveに保存するところ、誤ってローカルのデスクトップに保存してしまい、同じものを二度書く気力はとても湧かないので諦めた。
昨日は妻と一緒に三浦の猫に会いに行って1泊してきた。どうせ行くなら日本晴れの日にあの素晴らしい景色を見せたくて、何日も前から天気予報と睨めっこしていたんだが、なかなか定まらなかった予報が前日になって晴れマークに変わり、今を逃したら次はないと思って急きょ決めた。ちなみに次の連休となると年明けの1月3日から6日だが、俺たち夫婦は基本的に引きこもりなので、世の中がお休みの時はあまり外に出たくない。
乗換駅の川崎でお昼ご飯を食べたり、買い物をしたりして、現地に着いたのは15時近くになっていた。西の空に雲がかかったせいで早くも暗く、明日の天気は厳しいかも知れないなーなどと話しながら、大根畑の一本道を歩いていると、行く手の納屋に猫がいるのが見えてきた。
大根畑の見張り番が休憩している。今日はもう夕方だから店じまいかな。
ここはかつてキャベツ畑の見張り番に出会った場所(こちらの記事)。人懐っこいキャベツ番と遊んだ道端にこの納屋が建ったのは、それから1年ほど経ったころだったろうか。キャベツ番はその後一度だけ駅で見かけたもののそれっきりで、以来ここで猫に会うことはなかった。こいつは毛並みがいいので野良には見えないし、近所の農家がネズミ要員として配置しているのかも知れない。
その夜、宿で美味しい夕食をいただき、妻が風呂に入った隙を突いて海辺に出た。月明かりもない砂浜はiPhoneのライトに頼らないと真っ暗で何も見えない。波打ち際をふらふらと歩き、干潮で露出した岩場の蟹と戯れるなどして、漁港にたどり着いたのは19時半。無人の水揚げ場を照らす水銀灯の下には、ぽつねんと佇む猫の姿があった。
こいつには10月に来た時も会っている。とても人懐っこい猫で、写真ごとに位置が変わっているのは、俺のあとをついて回っているから。
体が冷え切ってしまったので、波打ち際でお別れ。明日また来るよ。
今朝は予報通りの青空だったが、はるか西の空には早くも雲が出ていて、曇ってくるのは時間の問題と思われた。前回来た時に黒猫家族と戯れた原っぱにはなぜか猫影がなく、諦めて漁港へ向かっていると、民家の濡れ縁の下で日なたぼっこしているのを見つけた。あれも2ヶ月ぶり。
いちばんに駆け寄ってきたのは昨夜のキジ白。その後ろでは黒っぽいのが2匹、もくもくと戯れている。
先々月も会ったばかりだけど、また来ちゃった。君たちを奧さんに紹介したかったのと……、
今日は寒いのでもう帰るよ。ハマダイコンの季節になったらまた来るから、曲がり尻尾の黒も元気でね。
できればもう少し長居したかったが、海岸は北風が吹きつけて寒く、それを避けるような場所もない。昨夜の散歩で風邪を引いたような気もして、早々に宿へ引き返していると、とある民家の庭で三毛が毛繕いしていた。
艶めかしい格好で固まった三毛ちゃん。そのまま少しだけモデルをお願いしますよ。
野良仕事に出てきた爺さんが「屋根の上にもよくいるんだよ」と教えてくれて、見ると本当にいた。
ちなみに今日、クリスマス・イブは東京の最も晴れやすい日で、その確率は12月29日と並ぶ93.3%なんだそうだ。確かに2011年のブログ開業以来、12月24日は9年連続で猫散歩していて、それらの写真を見ると空模様は晴れかせいぜい薄曇りだ(ただし2014年は台湾)。なんだかんだ言っても、関東の冬の天気は安定しているのだなあと思う。
明日は気分が向いたらカメラを修理に出しに行く。